紫外線対策は夏にするもの、といった印象が強い人も多いと思います。
もしくは、「毎日お化粧をしているから、対策はカンペキ!」と考えている人も多いのではないでしょうか。
ですが、春のいわゆる「花曇り」と呼ばれるような薄曇りの日でも、すでに紫外線は中程度のレベルに達しています。
こちらの気象庁のホームページからは、その日の紫外線の状況や予測が確認できます。
紫外線対策は夏にするもの、といった印象が強い人も多いと思います。
もしくは、「毎日お化粧をしているから、対策はカンペキ!」と考えている人も多いのではないでしょうか。
ですが、春のいわゆる「花曇り」と呼ばれるような薄曇りの日でも、すでに紫外線は中程度のレベルに達しています。
こちらの気象庁のホームページからは、その日の紫外線の状況や予測が確認できます。
紫外線が多く降り注ぐのは5月から9月と言われていますが、春らしい天気になってきたら、紫外線対策をすべきなのです。
とはいえ、つい忘れがちなのが、髪の紫外線対策です。
体のなかでいちばん太陽に近い場所にあり、紫外線を直接浴びてしまう髪なのに、特に対策をしていないという人も多いのでは?
髪が日焼けしてしまうと、髪の一番外側を覆っているうろこ状の組織であるキューティクルが痛み、髪のなかの水分やたんぱく質が流れ、パサついてしまいます。
また、髪内部のメラニン色素が紫外線により分解され、髪の色が徐々に抜けて赤みを帯びた色になっていきます。
サーフィンなどのマリンスポーツをしている人たちの髪の色が明るいのは、このため。
よく「潮焼け」などといった言葉で表現されますよね。
同じように、カラーリングしている髪も、紫外線の影響を受けて色持ちが悪くなります。
逆に白髪(グレイヘア)は、紫外線によって黄ばみやすくなると言われています。
では、紫外線から髪を守るにはどうしたらよいでしょうか?
5つの方法をお伝えします。
春先から、UVカット機能が付いたヘアケア商品が店頭に並びます。
UVカットの効果がある洗い流さないトリートメントは、髪を美しく保つこともできて一石二鳥。
また、スタイリング剤にもUVカット効果が期待できるものがあります。
出かける前にこうしたものを使うと安心ですね。
顔や体に使えるUVカットスプレーは、むらなく吹きかけることができる手軽さがあります。
これを髪にも使ってしまいましょう。
塗りムラを無くすために、髪から20㎝ぐらい離して吹きかけるのがコツ。
手ぐしで髪全体になじませるのも忘れずに。
また、体の日焼け止めと同様、髪にも2~3時間おきに吹きかけ直すようにしましょう。
髪をまとめて紫外線に当たる範囲を小さくするのも対策のひとつ。
ただし、髪の分け目を作ると、分け目の地肌が日焼けして痛んでしまいます。
分け目を作らずにざっくりと、痛みやすい毛先は内側にまとめてコンパクトに形作りましょう。
王道ですが、帽子や日傘で物理的に日差しを防ぐのも有効な方法です。
帽子や日傘は、UVカット加工されているものを選んでください。
帽子の場合、ツバから髪が出ないようなまとめ髪にすると、さらにカンペキです。
紫外線を受けた髪は、キューティクルが痛んでいます。
帰宅したら、キューティクルを補修する作用のあるトリートメントでケアをしましょう。
紫外線対策に有効と言われているビタミンEが配合されたトリートメントもおすすめです。
カラーリングした髪もグレイヘアも、紫外線によって痛むのは同じです。
退色や黄ばみを抑えるためにも、肌と同様、紫外線対策を忘れずになさってください。
美容意識を持つことで、人生の後半をより華やかに、もっと楽しみましょう。
人生100年時代。アラフィフに突入し、シニア世代が視界に入ってくる年齢になると、…
記事を見るこの記事を書いた人
ライター/グレイヘアリスト™
朝倉 真弓
1999年、フリーライターとして独立。自著共著8冊。2017年より、40代にして白髪染めから決別した白髪問題の専門家「グレイヘアリスト™」として、NHK「あさイチ」「助けて!きわめびと」などのテレビ番組や雑誌などメディアへの出演、記事の寄稿、講演活動などを行う。2018年、『「グレイヘア」美マダムへの道』(小学館)出版。第9回全国講師オーディション優勝。ユニリーバ社Dove(ダヴ)のCMに出演中。
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