寒い冬を超えて、暖かくなってくると顔を出す筍。春の訪れを感じる食材です。
水煮の筍は通年ありますが、生筍は4~5月が旬で、市場に出回るのは春だけです。
筍は「掘り始めたら湯をわかせ」と昔から言い伝えられていますが、筍は掘った時点から甘みがアクへと変化するためです。
購入したらすぐに下茹でして、アク抜きをしましょう。
筍を選ぶ際には、産毛が立っているもの、太く短いもの、皮の色が薄いもの、水分が多く皮がしっとりしていて乾いていないもの、根もとの周りに赤いぶつぶつが少ないものを選んでください。新鮮でアクが少なく美味しいですよ。
筍は、食物繊維が非常に豊富で、便秘の予防・改善に効果が期待でき、コレステロールの排出を促す働きがあるので、生活習慣病の予防にも役立つと言われています。
またカリウムを豊富に含んでおり、体内のナトリウム(塩分)を排出し、むくみの解消や高血圧の予防が期待できますよ。