心筋梗塞や心不全を起こした人の場合、
往々にして運動不足に陥りがちです。
これは、過度な運動をすることで
また心臓発作をおこすのではないか?という心配や、
家族から運動を止められたりが原因だったりします。
心臓病を起こした人は、もちろんケースバイケースですが、
ある程度の運動をした方がその後の
心臓発作を起こす率が低くなるといわれています。
心筋梗塞や心不全を起こした人の場合、
往々にして運動不足に陥りがちです。
これは、過度な運動をすることで
また心臓発作をおこすのではないか?という心配や、
家族から運動を止められたりが原因だったりします。
心臓病を起こした人は、もちろんケースバイケースですが、
ある程度の運動をした方がその後の
心臓発作を起こす率が低くなるといわれています。
運動は大きく分けて二つあると思います。
一つが有酸素運動、もう一つが筋肉トレーニングです。
ウォーキングのような有酸素運動は
心臓にもよさそうな気もしますが、
果たして筋トレは心臓に良いのでしょうか?
2018年の1月にイスラエルの研究グループが
心筋梗塞後の患者さんに対し、有酸素運動と、
有酸素運動プラス筋トレを行ったグループで
心臓の機能がどう変わるか、という研究を行いました。
約12週間の調査をおこない、
有酸素運動プラス筋トレのグループは、
有酸素運動の合間にベンチプレスなどの
トレーニングを最大筋力の30~50%で
15回を1セット行いました。
その結果、筋トレも行ったグル―プは
心機能の改善が見られ、
日常生活のQOLも向上したのです。
筋トレって大事なんですよね。
みなさんも、普段から健康のために
有酸素運動と筋トレを是非ミックスさせて、
トレーニングをしてみてくださいね。
この記事を書いた人
すぎおかクリニック院長 医学博士
杉岡充爾
救急医療の経験と専門である循環器の視点から「予防医学」を追究し、「すぎおかクリニック」を開院。 既病、未病の前段階にある『潜病』という新たなステージを提唱する。 NHK総合「ニュース7」、NHK world JAPAN、フジテレビ「Live news it!」 フジテレビ「突撃LIVEグッディ」、TV東京『主治医が見つかる診療所』をはじめ多数のメディアに出演。 著書に『強い血管をつくれば健康になる』『最高の疲労回復法』『すぐ疲れるが治る本」など。 予防医学・救急医学・心理医学という健康の入口と出口の両側面からみている現役医師だから分かる、価値あるメソッドを伝える為に、「ベストヘルスカレッジ(BHC)」「杉岡義塾」「予防医学の学校オンラインスクール」などを開講している。
著者についてこの記事が気に入ったら
いいね!しよう
ランキング 週間 月間