『桜』と言う名前の由来の一つに「さ」と「くら」と言う言葉を合わせて
「さくら」になったということが言われています。
「さ」とは稲の神様のことで、冬の間、山に居られた「さ」が田に降りて来られたことを示す為に
「くら」という、木の又に降臨したことを知らしめるのに咲かせた花が桜であると言われています。
正に「さのくら」で『桜』です。
『桜』と言う名前の由来の一つに「さ」と「くら」と言う言葉を合わせて
「さくら」になったということが言われています。
「さ」とは稲の神様のことで、冬の間、山に居られた「さ」が田に降りて来られたことを示す為に
「くら」という、木の又に降臨したことを知らしめるのに咲かせた花が桜であると言われています。
正に「さのくら」で『桜』です。
目に見えない神様の存在を感じさせてくれる桜です。
花言葉は「精神の美」
この国のとても好む感覚でしょう、もしかしたら遺伝子レベルで
桜が咲くことを待ち遠しく、咲くとワクワク楽しくなるのかも知れませんね。
そんな桜の頃にお釈迦様の誕生日『花まつり』が行われます。
元々は旧暦(太陰暦)なので5月中頃ですが、花が盛んな頃です。
古今東西を問わず聖人が生まれる時には、色々な奇瑞が現れますが、
お釈迦様の時には天から「甘露の雨」が降ったと言われています。
其の再現として『花まつり』では綺麗な花で飾り、
産まれたたての姿『誕生佛』に甘茶を掛けてお祝いします。
『精神の美』を感じてください
因にその姿は右手は天を指し、左手は地を指して「天上天下唯我独尊」と言われたと伝わります。
此を間違えた解釈で「世界中で私が一番尊い」と読む方が有りますが、
正しくは「世界中でたった一人の私と言う命が尊い」と言うことです。
ナンバーワンではなくオンリーワンです。
自分を大切にすることは、周りの人を大切にするということに繋がります。
この記事を書いた人
真言宗護國派 管長・大本山蓮臺寺 座主 大僧正
北野宥範
一般家庭から僧侶へ『世の為・他人(ひと)の為になる祈り』の活動を続けている。其の一環として大災害の被災地に出向き慰霊の祈りと、復興支援活動を精力的に行う一方『しあわせに生きる』をキーワードに講演会やセミナー等の活動も行なっている。 1966年大阪府生まれ、10歳の時に一般家庭から修行者の道を志し、15歳で得度(僧侶になる)。 本格的な修行の道に進み、25歳で阿闍梨(真言宗で先生の位)に就く。 ◇八千枚護摩供(一昼夜で八千本の護摩木を焚焼する)を二十数回成満 ◇四無行(九日間断食・断水・不眠・不臥で祈り続ける修行)成満 ◇十万枚護摩供(一週間断食で十万本の護摩木を焚焼する)成満 ◇八万枚護摩供(三日間不眠で八万本の護摩木を焚焼する)成満
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