ゴールまでのスケジュールを知ることで、挑戦しやすくなる
途中を考えたら憂鬱に……
こんにちは。グレイヘアリスト™の朝倉真弓です。
先週は、グレイヘアにするタイミングと、白髪染めを卒業してありのままのグレイヘアに生まれ変わるまでの4つの方法をご紹介しました。
グレイヘアにするのに、白髪が全体の何パーセント以上にならなければダメなどという目安はありません。
生え方や白髪の量は、その人ならではの個性。その人に最も似合う色合いであるはずです。
ですので、「グレイヘアもいいな」と思ったそのときがはじめどきというお話をしました。
とはいえ、白髪染めをやめて数か月間、白髪の部分がじわじわと伸びてくるその過程を我慢することを考えると憂鬱になってしまいますよね。
数センチ伸びた白髪の状態が耐えきれなくて染めてしまったという声を、よく耳にします。
まずは半年、頑張ってみましょう!
忍耐が必要なグレイヘア
私が白髪染めをやめた2016年は、途中の姿を公開してくれている人もいなければ、この先何か月ぐらい不安な状態が続くのかを教えてくれる人もいませんでした。
そこで私は、途中の姿を自分のブログに綴っていき、それを書籍『「グレイヘア」美マダムへの道』にまとめました。
詳しくは、この本を読んでいただきたいというのが本音なのですが(笑)、私が必ずみなさんにアドバイスしていることがあります。
それは、「前髪がすべて自分のナチュラルな髪の色になると、気持ちも周囲の反応も変わります」ということです。
先週書いたように、髪は1か月に1センチ程度しか伸びません。ですので、マリー・アントワネットの伝説のように、一晩にして髪が真っ白になることはありえません。
ですが、半年頑張って自分の前髪をはじめとした顔回りの髪が自分本来の色になると、「グレイヘアって、自分に似合う気がする」と自信が復活するのです。
スケジュールをおさえましょう
4月の最初の記事にも書いたように、白髪染めをやめてから、染めていない髪がきれいに伸びて染毛していた部分をカットすることができるまで、約1年間かかります。
12か月かけて約12センチ、ショートカットにできる程度に伸びるというわけです。
その1年間にどのような見た目になるのか、あらかじめ知っておくと対応しやすいです。
1~3か月:ズボラな人に見えがち
しっかりと白髪染めをしていた人ほど、自然な髪が数ミリ顔を出すだけでイライラしていたはず。
それをじっと我慢しなければならない最初の数か月は、気持ちが揺らぎます。
人目も気になるこの時期は、帽子や幅広のカチューシャなどを使って“隠す”おしゃれを楽しんでみてください。
職場などの周囲の人には、「グレイヘアを目指している」と宣言してしまうのも手です。
4~6か月:美容院でカットしてもらうとスッキリ
この時期は、まるでカッパのお皿のように白い部分が広がっていく時期。帽子やスカーフで髪を覆ってしまうと、人目が気になりません。
とはいえ、先ほど書いたように、前髪や顔回りが自分の髪の色になっていくと、「案外似合う!」という自信が復活する時期でもあります。
この時期に少し短めにカットしてもらったり、白髪の部分にアクセントカラーを入れてもらってあえて目立たせるなどといった工夫をしてもらうと、その後がラクになりますよ。
7~9か月:似合うファッションが増えていく!
髪が伸びるのが早い人や、ベリーショートでも良いという人は、このころにグレイヘアが完成します。ぜひ、グレイヘアを出して“魅せる”おしゃれを楽しんでください。
また、染毛していた暗い色の部分が少なくなってきて、華やかな色が映えるといった新たな発見に心がウキウキする時期でもあります。
色鮮やかなスカーフや、ちょっと個性的なアクセサリーが気になってきますよ!
10~12か月:髪も肌も絶好調
ほぼすべてがグレイヘアになると、ありのままの髪は自分の顔にしっくりとなじむということが分かっていただけると思います。
また、1年近く白髪染めをしなかったことで、痛んでいた髪や地肌の調子が良くなってきたことも実感できるはず。ますますグレイヘアを活かしたおしゃれが楽しくなるはずです。
グレイヘアでおしゃれをもっと楽しく
まとめ
グレイヘアになっていくまでの途中経過を知っておくと、「この状態がいつまで続くのだろう?」といった絶望的な気持ちから解放されるような気がしませんか?
周囲の目や鏡に映った自分が気になって仕方がないのは、白髪が少しだけ顔を出した最初の数か月がピークです。
半年を過ぎれば、少しずつ楽しくなっていきます。
ぜひ気持ちをラクに、グレイヘアへの道を歩んでください。