実際に臨月の妊婦さんが陣痛を模様したり、海亀の産卵や海の蟹達の産卵が多く行われたりしています。
特に此の時期の満月は『ピンクムーン』と呼ばれています。
此の満月こそ陰暦(太陰暦)の中心と言っても良いでしょう。陰暦では毎月15日が満月の日、満月の日は15日なのです。
現在、太陽暦になっていても満月の夜を『十五夜』と呼ぶのはこの名残です。
実際に臨月の妊婦さんが陣痛を模様したり、海亀の産卵や海の蟹達の産卵が多く行われたりしています。
特に此の時期の満月は『ピンクムーン』と呼ばれています。
此の満月こそ陰暦(太陰暦)の中心と言っても良いでしょう。陰暦では毎月15日が満月の日、満月の日は15日なのです。
現在、太陽暦になっていても満月の夜を『十五夜』と呼ぶのはこの名残です。
仏事関連で言うと人が亡くなって四十九日目を『満中陰』と言い先祖の仲間入りをする法要(儀式)をしますが、この満中陰が3ヶ月目になることを『三月にまたがる』と言って、とても嫌います。
今の太陽暦でもこの風習だけが残っていますが、陰暦でなければ、その意味が分からなくなります。
それは、陰暦では3ヶ月目は、満月に向かう事になるので『哀しみが膨らむ・大きくなる』と言うことで2か月目の終わりに切り上げて満中陰をするのです。
2か月目の終わり即ち月が小さくなった行くとき『哀しみが小さくなるように』と言う願いです。
今夜は是非、ピンクムーンを眺めながら佳い夢や、好きなことに思いを馳せて、良いことをいっぱい膨らませて下さい。
決して吠えないでください。
この記事を書いた人
真言宗護國派 管長・大本山蓮臺寺 座主 大僧正
北野宥範
一般家庭から僧侶へ『世の為・他人(ひと)の為になる祈り』の活動を続けている。其の一環として大災害の被災地に出向き慰霊の祈りと、復興支援活動を精力的に行う一方『しあわせに生きる』をキーワードに講演会やセミナー等の活動も行なっている。 1966年大阪府生まれ、10歳の時に一般家庭から修行者の道を志し、15歳で得度(僧侶になる)。 本格的な修行の道に進み、25歳で阿闍梨(真言宗で先生の位)に就く。 ◇八千枚護摩供(一昼夜で八千本の護摩木を焚焼する)を二十数回成満 ◇四無行(九日間断食・断水・不眠・不臥で祈り続ける修行)成満 ◇十万枚護摩供(一週間断食で十万本の護摩木を焚焼する)成満 ◇八万枚護摩供(三日間不眠で八万本の護摩木を焚焼する)成満
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