じつは旬モノ!美味しいお茶の旬とは?
新茶の茶畑
日本茶(煎茶)にも、旬があるのをご存知ですか?
今の時期ですと、新じゃがいも・新玉ねぎ…など、春の旬の野菜がスーパーや八百屋さんに並びますね。
同じように、春は新茶の季節。日本茶の旬の時期です。
桜前線のすぐ後に新茶も最盛期を迎え、南の方から北上していきます。
この春に採れるお茶を【新茶】又は【一番茶】と言い、葉は柔らかく、
旨味成分たっぷりの美味しいお茶なのです。
デパートにもお茶屋さんが期間限定ショップを出したり、
新茶ののぼりが沢山見られますので、是非見つけてみてください。
新茶の季節はゴールデンウイーク(GW)頃です。
夏も近づく八十八夜〜で始まる歌をご存知ですか?
この歌は「茶摘み」という歌です。
この八十八夜とは、立春から数えて88日の事を言い、大体ゴールデンウィークの時期に当たります。
この時期に詰むお茶を新茶と呼ぶのですが、九州地方のお茶はそれよりもっと早く摘むので、
ちょうどその頃に店頭に並べられます。
今の季節にお茶の匂いがどこからともなく漂ってきたら、「あぁ新茶の季節だなぁ」と思います。
なぜ新茶は美味しいの?
新茶は、他の季節に摘まれるお茶よりも栄養価が高く、
また葉が柔らかいことから、旨味成分が多いのが特徴です。
旨味成分が多ければ多いほど、美味しいお茶になりますので、
旬モノを是非味わってくださいね。
美味しいお茶の選び方
茶葉と花
ポイントは、茶葉をよく確認すること!
最近はお茶屋さんが少なくなりました。
ですが、デパ地下や臨時店舗など、まだまだ茶葉を見る事ができるお茶屋さんが存在します。
美味しいお茶は、お茶の質で決まります。是非参考にしてみてください。
①ピン!とまっすぐ細い茶葉であるか。
旨味の強いお茶にとって、何より重要なのは、茶葉の柔らかさ。
茶葉が柔らかいということは、それだけ丁寧に作られたお茶である証でもあります。
なので、まず、茶葉を見るときは、ピン!と針のように細い茶葉であることを確認するといいですよ。
②色は深い緑色をしているか
次にチェックしていただきたいのは、茶葉の色です。
新緑を思い出させるような深い緑色をしていたら、美味しい茶葉の証拠です。
茶と緑が混ざったような色をしていたら、茶葉の状態が悪いか、保存状態が悪いお茶です。
そういうお茶は選ばないようにしましょう。
③茎が入っていないか
「茶柱が立つ」とは、とても縁起の良いことで知られていますね。
茶柱が立つことはあまりないので、とても珍しいことなので、吉兆の兆しと言われています。
ですが、美味しいお茶かどうかはまた別の話です。
茶柱とは、お茶でいう茎の部分。
美味しい葉の部分ではありませんので、茎が入っているお茶は要注意!
葉だけのお茶よりお値段も安くお求めやすいのですが、
その分美味しさが減りますので、茶葉を確認する時は茶柱の量もチェックポイントです。
お店の保存方法を確認する
日本茶の天敵は、【湿気】と【直射日光】です。
お店の売り場を見て、日光に当たっていたり、乾燥対策がされていなかったら
あまり保存状態のいいお茶とは言えません。
冷暗所で保存されているかどうかも確認しましょう。
そもそも、お茶ってどこで買うの?
どこでお茶を買う?
お茶屋さんは敷居が高い?
日本茶は、基本的にスーパーや百貨店など皆さんが普通に利用する場所で購入できます。
昔ながらのお茶屋さんは敷居が高い!という方には、身近なところから購入をお勧めします。
また、最近はお茶専門店や、お洒落な紅茶や中国茶を扱うショップにも緑茶を扱っているところが増えています。
そういうお茶専門店では茶葉を見る事ができ、また試飲も可能なので、是非利用しましょう。
【新茶】を選びましょう
さて、ここまで読んでくださった方にはもうお分かりかと思いますが、
店頭にあるお茶で【新茶】と書いてあるお茶がありましたらそちらを選びましょう。
やはり旬モノは美味しいです。
また、お茶は保存さえしっかりしておけば長く持ちますので、年間通して新茶を楽しむ事ができます。
お茶の天敵は、直射日光と湿度です。そちらをお忘れないように!
まとめ
毎日飲むお茶だからこそ、上質のものを
何も高級なお茶ばかりを飲みましょう!
…というわけでは無く、安くても上質のお茶は沢山あります。
また、好みのお茶の味というものもありますので、
是非「我が家のお茶」を見つけてくださればと思います。
楽しい日本茶ライフをお過ごしくださいね。