【人生100年時代の暮らし方】タレント好感度上位100人の「盛る技術」 ②笑う門には・・・愛され続ける不変のキャラクター

テーマになっている「タレントイメージ調査」、いわゆる好感度調査ですが、この「好感度」について、ちょっと考えてほしいのです。「好感度」って、タレントだけのものではないよな・・・と思いませんか? 私たちだって、人生や仕事の重要部分は他人との接点によって作られています。つまり、相手に好感されないと「うまくいかない。」「損をする。」「使ってもらえない。」、ですよね?私たちも輝きを増し、好感度をアップしなければならないのです。 好感度が仕事や人生をアップ・ダウンさせる。そんなタレントの世界と同じなのです。 2017年以降に50位以内にランキングされているタレントから、タレントではない私たちが好感度を高めるためのヒントを抽出します。
2019/06/11

笑う門には・・・愛され続ける不変のキャラクター

年齢や性別を問わず、誰からも愛される国民的キャラクターの多くは、「タレントなのに庶民的」といったポジションで親しみやすい雰囲気と愛嬌で好感度を得ています。そのあたりから得られるものもありそうですね。

 

志村けんさん(男性23位)は、日本テレビ『天才!志村どうぶつ園』で司会を務めています。この番組では相葉雅紀さん(男性10位)や、DAIGOさん(男性39位)などとともに、可愛い動物たちを紹介します。3人とも好感度上位ですね。選ばれているのか、選んでいるのか・・・。

 

もはや師匠と呼ばれるほどの芸歴に達している志村さんですが、かつて1950年代に結成されたコミックバンド(コントグループ)である「ザ・ドリフターズ」のメンバーでした。

 

全盛期には、『8時だョ!全員集合』という伝説のバラエティ番組に出演。

 

タイトルのごとく、「土曜8時はテレビの前」に集まるような、家族全員のスケジュールに組み込まれるほどの、時代を代表する番組です(最高視聴率50%以上!!)。

 

かつてお茶の間を席巻したキャラクターというベースがあってこそ、現在の誰からも愛される動物番組のMCに繋がっているのでしょう。

 

同じように好感度の高い「師匠レベル」のタレントに、明石家さんまさん(男性1位)がいます。

 

現在でもバラエティ番組の司会者として大活躍です。日本テレビ系列『踊る!さんま御殿!!』は1997年から、フジテレビ系列『さんまのまんま』はさらに長く、1985年から現在も不定期放送で継続されています。

 

タモリさん(男性5位)、ビートたけしさん(男性15位)とともに、芸人ビッグ3と言われていました。これまた3人ともランキングに入っています。

 

志村さん、さんまさんいずれも温厚で、怒った顔よりも笑った顔が圧倒的に多く放送され、私たちのもとへ届きます。「笑わせる」ことに加え、自分も常に「笑顔でいる」ことが魅力のひとつであり、視聴者の印象に強く残っています。

 

浅田真央さん(女性2位)は、2010年にフィギュアスケート選手としての現役引退を表明し、記者会見を行いました。世間からは「よく頑張った、お疲れさま」というあたたかい声ばかりでした。

 

比較するのは申し訳ないのですが、美人でオトナの魅力があり、出産騒動まで起こした安藤美姫さんと比べると、浅田さんは笑顔のシーンがとても多く、清純で誰からも愛されそうなイメージがあります。「幼少(最初)」からまっすぐにスケートに打ち込む姿からつながり、さわやかな「引き際(最後)」に好感が集まったのでしょう。

 

最初と最後、この「最初が肝心」「最後が肝心」って、どちらもよく聞く言葉ですよね。昔から言われてきたこの言葉は、物事のスタートとフィニッシュの大切さだけでなく、他人に与える印象の重要性も説いています。

いつでも笑顔・・・

初対面や帰り際のような「注目されているとき」、人に与える印象は6秒で確定し、3年間は引きずるとされています。つまり、印象というのは「すぐに定まり、長く影響を及ぼす」のです。あぁ!だから徒然草の暗記をさせられた記憶も長く影響を及ぼして、今も引きづっていたのですね!

 

たとえば、どんなに立派なスピーチをしても、服装も髪の毛も、口調も最初から印象が悪かったらどうでしょう?立派なはずの内容、入ってきませんよね。

 

はじめて会ったとき、「挨拶したのに適当な返事をされた」とか、そういうの忘れないで記憶に残ってしまいますよね?

 

更新が難しいほどに。帰り際も同じことです。

 

挨拶が雑であったり、机の上が片付かないままだったり。それが「こういう人だ」と6秒で残り、なんと3年もの長期にわたり忘れないのです。人間の執念ってヤバいですね・・・私も含めて。

 

「じゃあどうすればいいの?」

 

ということになると思うのですが、その解決策の1つがこれですよ。

 

「常に笑顔」!!!

 

今日からでもすぐに実行可能です。志村さん、さんまさん、浅田さんのように。

 

人間の表情は無限にありますが、笑顔は共通して「うれしい!」「たのしい!」「だいすき!」といったプラス(幸福)の時にする顔です。

 

相手の警戒心や緊張を和らげ、好印象を与える最大のツールなのです。

 

とくに私たちの場合、相手を「笑顔にさせる」ことよりも、まずは「自分が笑顔でいる」ことが好感度を得ることにおいてはMUSTです。「最初が肝心、最後が肝心」ですが、そのスタートとフィニッシュも笑顔でいればOK!何とかなる!

 

あえて、笑顔の次にもう1つ解決策を加えるとすれば、「話しかた」ですよね。

 

いくら笑顔でも、話をしている時に視線をそらされると、「この人、聞いているのかな?」と不安になります。「ほかに気になっていることがあるのかな?」「飽きた?」「トイレ?」とか。自分が逆の立場だったらと考えれば解りますよね。

 

「話し方」については、ポイントをざっくり書いておきます。

 

これも簡単なこと。今日からすぐに実行して、自らの好感度を盛っちゃいましょう。

<話し方のポイント>

1・たまに目を見る

適度に、可能な範囲で結構です。アイコンタクトが少なすぎると、怪しいし、自信がなさそう。

でも多すぎると威圧的で、相手側に嫌がられる場合があります。

 

 

2・会話に名前を入れる

「○○さん」、と逃げずにちゃんと会話に入れましょう。それだけで相手との距離が近くなります。

 

 

3・腕を組まない

閉鎖的で、怖く、嫌な感じに見えますよね。しかも笑顔とは不釣り合い!

 

 

4・適度に相槌を打つ

相手の話を聞いている証(信頼、同意)です。

「YES!」とは別の感情です。あくまで「ちゃんと聞いていますよ」のサインを送ってあげるということです。