年齢差というのは、いつまでも埋まることはありません。
10歳年下の人は、いつまでも10歳年下のまま。当たり前ですね。
そして生まれ育った時代(環境)が違うから、価値観が違うのも当然です。
でも、「いまどきの若者は!」「なにあのおじさん!」と敵対したポジションでいる限りは、相手からの好感はいつまでも得られません。だって、ずっと年齢差はあるのですから。だからお互い多少の譲歩(理解)をしましょうよ。
相手の過ごしてきた時代を理解することで「分かっているねぇー」と、割と簡単に心の扉が開くものです。言葉は共通ですから、何とかなるはず、わかり合えるはずです。
J-POPが「ニューミュージック」と呼ばれていた昭和時代のアーティストたちは、その時代に青春を送った人にとってはカリスマ的存在です。どちらかと言うと現在のJ-POPと比べて叙情性が高いと感じます(*個人差があります)。
等身大の生活風景を切り取り、涙を誘うような楽曲が多く、演歌的とも言えそうです。
桑田佳祐さん(男性13位)は、青山学院大学時代に結成したバンド「サザンオールスターズ」でデビューしたのが、1978年。現在まで第一線で活躍し、世代を超えて愛されています。
桑田さんと同様に、長く幅広い世代に愛されているアーティストに、松任谷由美さん(女性39位)がいます。ジブリ映画やNHK朝ドラの主題歌などにも起用され、数々のヒットを飛ばしています。
松任谷さんが一時期、ライバル視していたという中島みゆきさん(女性29位)も1970年代から2000年代の4つの年代でシングルチャート1位を獲得した世代間を越えたアーティストです。
しかも2010年代には、ももクロに楽曲提供をして、「泣いてもいいんだよ」がシングルチャート1位になっていますから、5つの年代ですね。中島さんは日常生活にスポットを当て、その心情を歌詞にしています。
たとえば『永久欠番』という曲は、どんなに時代が変わろうとも忘れ去られようとも、一人ひとりの存在は唯一のものであると歌い、中学校の教科書にも引用されました。
桑田さん、松任谷さん、中島さんと、時代を越えて現在もなお、楽曲だけでなく好感度も上位にあるという存在感は凄いですね!
時代は少し若くなりますが、アーティストでは他にもドリカム(女性5位)、福山雅治さん(男性12位)、宇多田ヒカルさん(女性18位)、いきものがかり(女性11位)、などもランクインしています。「言霊」は、世代を超えて感動を与えるようです。
やはり言葉は「共通」ということで、たとえ年齢差があっても分かり合えそうですね。
ところで、私たちが普段使っている日本語というのは、三種類の言葉が混ざっています。