緑茶の心臓病における効果
緑茶の効能
2015年に日本からこんな研究発表がなされました。
『Association of green tea consumption with mortality due to all causes and major causes of death in a Japanese population: the Japan Public Health Center-based Prospective Study (JPHC Study)』
これは、日本人を対象に研究された日本人の研究者たちによる発表です。
緑茶と心臓血管死亡率の関係
この研究は約9万人の日本人を対象に
約18年追跡調査された研究です。
これによると、1日1杯以下お茶を飲む人に比べ、
1日5杯以上お茶をお飲む人は、
心臓血管死の割合が13%も減少していたと言うのです。
そして女性に限るとその傾向はさらに強くなり、
1日5杯以上お茶を飲んでいた人たちの
心臓血管死の割合は17%減少していたということです。
これは、ただ単に日常的に緑茶を飲んでいたか、
飲んでいなかったか?たったそれだけで
こんなに心臓病を起こして命を落とす危険が
変わってくるということなのです。
緑茶は1日どのくらい飲んだらいいの?
この傾向は1日1杯のお茶を飲むより
2杯飲んだほうが、さらに3~4杯飲んだほうが
心臓血管死が減る、つまり飲めば飲むほど
効果が得られたという報告でした。
では、めちゃくちゃ大量に
毎日飲んだらどうなるの?という疑問もおこりそうですが、
この研究では6杯以上に関する
報告まではなされていません。
まず、僕らは1日5杯の緑茶を目標にしてみる
ということがよいのかもしれませんね。
日常生活から健康を考える
私たちの健康は、
すべては日常生活での取り組み方が基本になります。
糖尿病や高血圧になったら
すぐに薬を飲んで安心するのではなく、
どんな食事をすればよいのか?
適切な運動はきちんとやっているか?
睡眠不足は大丈夫か?
ストレスが溜まっていないか?
お酒やたばこはどうなのか?
こういったことからしっかり取り組めば、
薬に頼った生活から離れることはいくらでも可能だと思います。