新じゃがの3つの特徴「水分が多く、皮が薄く、香りが良い」を味わい尽くす
じゃが芋や玉ねぎは一年中スーパー等に並んでいますが、春先から初夏にかけて出回る「新じゃが」や「新玉ねぎ」は特別です。
一般的に収穫時期の初期に出るものを「新 ~」と呼びます。
正式な定義があるわけではないようです。
じゃが芋も玉ねぎも貯蔵されたものが1年中流通していますよね。
貯蔵品は乾燥して貯蔵性を高め、温度や湿度等をしっかり管理され、美味しさをキープされてどちらも安定して供給されます。
貯蔵方法を工夫し、よくねかせたものは甘味が増して美味しく、それを売りとして販売されている場合もあります。
そのあたりはまた別の機会にお話しますね。
さて、本題の【新じゃが】ですが、特徴としては、水分が多く、皮が薄く、香りが良い。
皮が薄いので、皮ごと食べられる事が、栄養的にもそして風味豊かに食べられる魅力です。
但し、水分が多い分、日持ちがあまりしないので、早めに調理して使い切りましょう。
新じゃが簡単レシピ【揚げ小芋の甘辛からめ】
今回ご紹介するレシピでは、特に小ぶりの新じゃが芋がお手頃に売られている事がありますので、できれば小ぶりのものをご用意ください
材料
(二人前)
新じゃが芋・・・・・・200g
調味料A
・醤油・・・・・大さじ1
・酒・・・・・・大さじ1
・みりん・・・・大さじ1
・砂糖・・・・・大さじ1
揚げ油・・・・・・・適量
すだちの皮・・・・・少々
手順
1)新じゃが芋はよく洗い、大きい場合は半分に切り、水気を拭いておく。
2)直径20cmくらいの小さめの鍋に、1の芋を入れ、冷たい揚げ油をそそぎ、油がひたひたになるくらい入れて火をつけ、中火で7~8分、途中でひっくり返したりしながらじっくり揚げる。
芋に竹串を刺して、すっと串が入るようなら火を止めて油をきっておく。
3)別の鍋に調味料Aを入れて中火で煮詰めて、とろみが出てきたら揚げた芋を入れてからめる。
4)器に盛りつけ、お好みですだちの皮を刻んで飾る
調味料は同量でシンプル
ひたひたくらいの油をいれて、途中で返しながらじっくり揚げる
別鍋に調味料を煮詰める
タレを芋にからめて仕上げる
じゃが芋の主成分はでんぷんですが、ビタミンCを多く含み、でんぷん質に保護されている、じゃがいものビタミンCは加熱しても損失しにくいので、上手にビタミンCを摂取できるメニューです。
また、新じゃが芋で皮ごごと調理する為、皮をむいて調理するより、食物繊維が豊富な上、甘辛のタレが中にしみこみすぎず、じゃが芋の香りをより感じる事できる一品です。
蒸し暑い日には、すだちの皮などを添えると爽やかにいただけます。
揚げ物をするのはちょっと大変を思われるかもしれませんが、小さ目の鍋を使うと沢山の油を使わなくても調理できますし、濃いめのタレを絡める事で長時間煮込む必要がないので、意外に短時間で手軽に作る事が出来るのが魅力です。是非お試し下さい!
照りが食欲をそそります