園芸初心者の方が失敗しがちなのが、最初から将来の夢を見てしまうこと。
こうなったらいいな、ああなったらいいな、を最初から考えて、理想から逆算で今を考えると失敗しやすいのが園芸です。
というのは、
園芸をする環境と植物の育成関係を考えずに始めてしまうと、病害虫や気候により、多くの苦難を招いてしまいます。
植物も生き物ですから、最初にやることは、「実験的に」植物を育てて環境を知ることです。
園芸初心者の方が失敗しがちなのが、最初から将来の夢を見てしまうこと。
こうなったらいいな、ああなったらいいな、を最初から考えて、理想から逆算で今を考えると失敗しやすいのが園芸です。
というのは、
園芸をする環境と植物の育成関係を考えずに始めてしまうと、病害虫や気候により、多くの苦難を招いてしまいます。
植物も生き物ですから、最初にやることは、「実験的に」植物を育てて環境を知ることです。
ガーデンセンター(園芸店)で必要なものを購入します。
まずはプランターで花の寄せ植えから始めるのがオススメです。
必要なものは
・プランター
・培養土(花用、野菜用があります)
・鉢底石
・土を鉢に移すためのスコップ(大きめのスコップ)
・移植ゴテ(細長目のスコップ)
・水やり用のジョウロ(口の細いものがオススメ)
・ガーデングローブ(軍手でも可)
これらの中で足りないものだけ購入します。
100円均一のショップでも手に入りますので、最初はお試し気分で高くない金額のものにしておきましょう。
初心者の方に向いた植物は
・乾燥、加湿に強い
・病害虫に強い
・手間がかからない
・成長が早い
・花期が長め
この5点で植物を選ぶのがオススメです。
具体的には
ペチュニア、カリブラコア、ゼラニウムの仲間、サンパチェンス、インパチェンス、ニチニチソウ、パンジー、ビオラ、ナデシコの仲間、カンパニュラの仲間など。
今回はペチュニアを使った寄せ植えについてをご紹介します。
今回、ご紹介するペチュニアの寄せ植えでは、
桜色が魅力的なペチュニアを4株と白い小花が優雅に広がるユーフォルビア・ダイヤモンドフロストを植え付けます。
ペチュニアは様々な種類、色があります。
季節と好みで同じ色で揃えても良いですし、複数の色で作ってもステキです。
ペチュニアは横へ横へと広がって育つ習性があります。
なので、ペチュニアだけで育てるとどうしても横広がりで真ん中がぺっちゃんこな印象になりがちです。
この習性を活かして、真ん中にこんもりと膨らみを持って育つ、ユーフォルビア・ダイヤモンドフロストを入れ、周りを囲むようにペチュニアを植え付けてボリューム感のある寄せ植えを目指します。
価格はペチュニア4株で398円、ユーフォルビアは298円でした。
季節や販売店により価格はかなり変わります。
いよいよ植え付けです。
手元に用意しておくのは
・培養土
・鉢底石
・移植ゴテ
・土を移すためのスコップ
・ガーデングローブ
・ゴミ袋、ビニールシート
・割り箸数本
ここで、割り箸に疑問を持つ方が多いと思いますが、苗を植えつける際、苗と土との密着度が大切。
苗と土との間に隙間があると、根の成長に影響が出てしまいます。
植え付けた苗の根元に割り箸をトントンと差し込んで、苗と土との隙間に細かく土を送り込んでいきます。
また、ベランダの場合はベランダの排水溝にキッチンのシンク用の不織布のゴミ袋をかけておきましょう。
土でベランダの排水溝が詰まったり、汚れたりすることを防ぎます。
いよいよ植え付けです。
汚れが気になる場合はビニールシートを敷いて、その上で作業をします。
ゴミが出たらすぐに処分できるよう、ゴミ袋も手元に用意しておきます。
まずは、プランターの底に鉢底石を入れます。
鉢底網を入れる、と書かれている書籍や番組もありますが、一番最初は、簡単に鉢底石を直接入れるのでも大丈夫です。
鉢の底からポロポロと石が出てこないように、少し入れては鉢底を地面に軽く叩きつけて、を繰り返して中の石を安定させます。
鉢底石が入ったら、その上に培養土を入れます。
植物たちの苗を鉢底石を敷いたプランターにおいて見て、どのくらいの高さで土を入れたらちょうど良いかを確認します。
根元の高さがプランターのフチより3cmくらい下になるように、位置を決めましょう。
この3cmの高さがウォータースペースといって、水やりの際に水があふれたり、一緒に土がこぼれたりすることを防ぎます。
苗の下の高さに当たる分だけ土を入れたら、苗ポットから出した苗をおいていきます。
今回のポイントは、ユーフォルビアは真ん中にまっすぐに、ペチュニアは少しプランターのフチに向けて斜めに植え付けることです。
これによって、ペチュニアがプランターの外側に向けてこぼれるように花を咲かせ、全体のバランスがよく仕上がります。
苗の植え付け位置が決まり、その通りに苗をおいたら、隙間に移植ゴテを使って培養土を入れていきます。
一通り土を入れたところで、割り箸を苗と土の間をトントンと差し込みながら、苗と土との隙間をなくしていきます。
土が隙間に入った分、また土を足して表面をならしていきます。
植え付け終わったら、寄せ植えの根元にたっぷりと水をあげてください。
目安はプランターの底から土の混じった水が出なくなるまでです。
植え付けた後の手入れとして欠かせないのが水やりです。
基本的には毎日、朝の時間帯に根元にたっぷりとあげましょう。
たっぷりと上げることで、土の中の空気の入れ替えもできます。
葉や花に水をかけてしまうと、多湿になり、病気や虫の原因になります。
また、植物は水と二酸化炭素と光エネルギーで光合成をして、自ら栄養分を作りますので、午後の水やりは、日中の水不足だけでなく、夜間の水余りで根の健康を損ねます。
ですから、朝のステキな習慣として早朝に水やりをしていきましょう。
ただ、やりすぎも根によくありませんので、適量がわからない場合は、割り箸を土に挿しておくのをオススメします。割り箸を抜いて見て、かなり濡れている場合は水やり不要と知らせてくれます。
成長していくと、ペチュニアは色々な方向に茎と花を広げていきます。
株の奥が見えずらくなってきたら、切り戻しのタイミングです。
枝を透かすことと、新しい枝を増やして花を増やすことができます。
枝の5〜10cmくらいのところで「節」を残して、切っていきます。
節のところから新しい茎、葉が出て、蕾も増えて華やかに育っていきます。
葉や花が蒸れると葉の色が薄くなったり、斑点が出たり、花に勢いがなくなりますので、こういったものは、すぐに取り除いてください。
枯れた葉や花もそのままにするとカビや虫の原因になります。
今回は「初めてさん」向けにできるだけ手をかけない方法をご紹介しています。
ここで肥料が気になるかもしれませんが、開封したばかりの培養土を使用している場合は、十分に栄養が入ってますので、それほど気にしなくとも植え付け4週間後には下の写真のように立派な状態に成長します。
子育て、人材育てと同じように、与えすぎ、手のかけすぎは、根から腐ってしまう原因になります。
植物の状態をよく観察し、育成場所の環境が
・乾燥するのか
・加湿になりがちなのか
・日当たりはどうか
・虫の集まり具合はどうか
・植物にかける手間が負担ではないか
これらを最初の寄せ植え作りで確認しておきましょう。
その上で、自分に合った規模で園芸や野菜作りを始めていきましょう。
土いじりは地球と自分との対話の時間です。
自然との関わりを慈しむ時間がストレス解消にもなり、野菜作りでは趣味だけではなく、採れたて野菜の恩恵も受けられます。
特に夏野菜では1株でミニトマトやピーマンは100個以上の収穫ができるときもあります。
1苗が200円前後で購入できますから、手間や肥料代を考えても、お財布に優しい生活になりますね。
この記事を書いた人
人生100年を攻略するお金専門家
いいくぼ なおみ
いいくぼFP研究所代表。ママ起業を急速成長させるお金専門家。 25年以上学習塾で講師として働く中で、 親のマネーリテラシーとビジネス感がそのまま子どもの人生格差を作ることを痛感し、 お金の専門家として投資家専門の 資産形成コンサルタントに転身。 企業での人事、新規事業開拓の経験もあり、 得意分野は家計管理、資産形成、相続対策、 子育て・教育、年金・社会福祉、労務・人事、 人材育成、経営・起業・副業サポートと多岐に渡る。 多彩な人脈、知識、経験を活かし、 生まれる前からビジネス立ち上げ、資産防衛、 お墓の先までを人生を丸ごとコンサルティングする。 世界のお金持ち、投資家と出会い学んだものを 子ども達を育てるママの笑顔と自信に つなげるために2017年3月に独立し、 その活動は、プレジデント社、PHP研究所などの 雑誌で紹介され、予約は半年以上待ちを独立開業時より続ける。 元理科講師の知識を活かした趣味の園芸でも 講演、ワークショップ活動や 植物との共存を生活に生かす提案もする。
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