御存じのとおり、血管は体の隅々まで広がっていますが、
血管が末梢に行けばいくほど細くなり、最後は毛細血管と呼ばれる本当に微小な血管サイズになります。
毛細血管の幅は赤血球の大きさとほぼ同じか、それ以下だといわれています。
そのために血流がスムーズでないと毛細血管内に十分な栄養が流れないということになるわけです。
これが血液ドロドロの状態です。
御存じのとおり、血管は体の隅々まで広がっていますが、
血管が末梢に行けばいくほど細くなり、最後は毛細血管と呼ばれる本当に微小な血管サイズになります。
毛細血管の幅は赤血球の大きさとほぼ同じか、それ以下だといわれています。
そのために血流がスムーズでないと毛細血管内に十分な栄養が流れないということになるわけです。
これが血液ドロドロの状態です。
もし血液がドロドロだったら?
毛細血管内の血流はスムーズでしょうか?そんなはずはありませんよね。
赤血球は酸素を運ぶ役目がありますので、
血液がドロドロだと末梢へ十分な酸素が送られないということになります。
そうなると、末梢が冷たくなったり、血色が悪いといわれたり、酸素不足で疲れやすかったり。
さまざまな不定愁訴が現れかねないのです。
最悪の場合、血管が詰まってしまい血栓ができてしまう、
それが引き金で重大な病気を引き起こしかねません。
ですから血液をサラサラにして毛細血管の血流を十分なものにして、体の隅々まで健康を保つことが必要です。
では、日常生活でどんなことに心掛ければよいのでしょうか?今日はそのいくつかをお伝えします。
青魚に多く含まれるEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)は血管を広げたり、血栓を予防する効果が高いといわれています。
赤血球の柔軟性も上げるといわれており、積極的に青魚をとるとよいと思います。
青魚以外だと、亜麻仁油やエゴマ油に多く含まれています。
血液のドロドロを防ぐために、抗酸化力の高い食品をとるとよいといわれています。
赤ワインやココア、緑茶に多く含まれています。
やはり基本は水分をとることです。脱水は、血液をドロドロにしていきます。
1日2リットルの水分をとるとよいといわれていますが、心臓の悪い方など水分制限をしなければいけない方は主治医のよく相談してくださいね。
梅干しや酢に含まれるクエン酸は、血液を固まらせる血症板の凝集を防ぐ効果があるといわれています。
日本人の3人から4人に1人が血管が詰まるなどして命を落とすといわれています。
血液サラサラが重大な心筋梗塞や脳梗塞を防ぐために欠かせないことであることを意識しましょう。
もちろん、十分な睡眠、適度な運動、バランスの取れた食事をとることは言うまでもありません。
この記事を書いた人
すぎおかクリニック院長 医学博士
杉岡充爾
救急医療の経験と専門である循環器の視点から「予防医学」を追究し、「すぎおかクリニック」を開院。 既病、未病の前段階にある『潜病』という新たなステージを提唱する。 NHK総合「ニュース7」、NHK world JAPAN、フジテレビ「Live news it!」 フジテレビ「突撃LIVEグッディ」、TV東京『主治医が見つかる診療所』をはじめ多数のメディアに出演。 著書に『強い血管をつくれば健康になる』『最高の疲労回復法』『すぐ疲れるが治る本」など。 予防医学・救急医学・心理医学という健康の入口と出口の両側面からみている現役医師だから分かる、価値あるメソッドを伝える為に、「ベストヘルスカレッジ(BHC)」「杉岡義塾」「予防医学の学校オンラインスクール」などを開講している。
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