50代から意識したい、自分だけのコンテンツ
人生後半戦をともに歩む武器を持つ
こんにちは。グレイヘアリスト™の朝倉真弓です。
前回、人生後半戦の生き方の選択として、自分だけが語れるコンテンツを探してみようという話をしました。
コンテンツとは、「あなただけの個性、表現すべきもの」のこと。
なぜ人生後半戦が視野に入ってきた40代後半から50代にかけて、自分だけのオリジナルコンテンツを見つけるべきなのか?
それは、みなさんそれぞれのコンテンツが、人生後半戦を自分らしく生きるための武器になるからです。
前回も書きましたが、私は50歳を人生後半戦の始まりととらえ、ここから第二の新人時代が始まると考えています。
たくさんの失敗や成功を経て豊かになった人生経験を活かし、再び新人として第二のスタートを切るときに頼りになるのが、あなたオリジナルのコンテンツです。
幼少時代から学生時代、就職、結婚、家庭生活などといった人生前半戦のすべてを振り返り、これなら伝え続けられるといったとっておきのコンテンツを見つけてみませんか?
人生の後半戦をどう生きるか
オリジナルコンテンツの探し方
仕事や家事を通じたスキルをコンテンツ化する
「そうは言っても、何が自分のコンテンツなのか分からない」
そうおっしゃる方も多いと思います。
そんな方は、想像しやすい範囲として、まずは自分の仕事の内容を棚卸ししてみてください。
たとえば法人営業をしている方であれば、お客様企業との関係性のつくり方、保ち方などに自分オリジナルの方法が隠れていないでしょうか?
または、全く未経験の人に自分の仕事を説明しなくてはならないとき、最も熱を帯びて話せる部分はどのようなところでしょうか?
そんなところに、みなさんそれぞれの強み=コンテンツのタネが見つかるはずです。
そういったノウハウを講演活動やコンサルティング活動として披露することで社会に貢献できれば、人生後半戦のやりがいとお金を得ることが可能です。
こういった活動は「スキルシェア」と呼ばれ、最近はインターネットサービスを通じて簡単に知識や経験、知見をシェアすることができます。
くわしくは、こちらの記事をご覧ください。
3分間自己紹介で自分の人生を掘り下げる
スキルシェアは、これまでしてきた仕事や家事のスキルをそのままコンテンツ化する方法です。
ですが、それだとライバルがたくさんいるし、人生前半戦と代わり映えがしないし……ということでしたら、ぜひそれ以外のコンテンツを探してみてください。
まずやってみてほしいのが、「高校生相手に3分間自己紹介をするとしたら何を言うか?」を考えてみることです。
この自己紹介には、自分の名刺周りの情報、たとえば会社名や役職名を入れてはいけません。
また、相手は高校生なのですから、「主婦をしています」「営業をしています」といった言葉では伝わりません。
あなたは、何が好きで、何を得意としている人間なのでしょうか?
どんなことに喜びを感じる人間なのでしょうか?
「高校生相手に3分間」がイメージしづらいということでしたら、就職活動中に書いたエントリーシートを思い出してください。
そこには、学生時代に何をしてどんな学びを得たか、どういう役割を担うのが得意だったかなどを書いたはずです。
あのエントリーシート独特のスタイルで、これまでの人生を振り返ってみてほしいのです。
3分間というのは、案外長いものです。仕事だけではなく、趣味や日常の生活から見直しをしていく必要があります。
こうして掘り下げていったことに、あなたが伝えたいコンテンツが見つかる可能性があります。
ぜひ「3分間自己紹介」を作ってみましょう。
そして、実際に誰かを相手に自己紹介を披露して、相手が何に食いつくのか、何を掘り下げて知りたがるのかを観察してみてください。
あなたにとってはごく普通のことだったとしても、相手にとっては驚くべきノウハウが隠れている可能性があります。
それを掘り下げていくと、コンテンツのタネとなるヒントを得ることができるはずです。
スキルのコンテンツ化
まとめ
ここまで、人生後半戦を支えるオリジナルコンテンツの見つけ方の基礎編をお伝えしました。
人生の多くを過ごした仕事を中心に、何が自分のコンテンツとなりうるかをぜひ探してみてください。
次回の応用編では、さらに人生を深掘りして、自分が抱えてきたコンプレックスや悩みからコンテンツを探す方法をお伝えします。