【人生100年時代のお金問題】「不動産投資」のポイント解説。利回りが高い物件は、良い物件か?

人生100年時代における「お金の問題」。資産形成によって潤沢な老後の資金調達ができれば、シニア期に突入しても安心です。 不動産投資によって資産形成を検討されている場合に抑えておきたいポイントについて解説します。 「利回りが高い」イコール「いい物件」でしょうか?利回りが高いということは、まずはいいことです。ただ、理由によります。 そのわけを解説してきます。
2019/07/23

利回りが高い物件は、何故安く売っているか?がポイント

「利回りが高い」イコール「いい物件」でしょうか?

 

答えから先にお伝えすると、

いい物件の可能性があるというのが正解です。

 

利回りが高いということはまずはいいことです。

ただ、理由によります

まずは、売り主の目線を考えてみましょう。

一般的には売り主の気持ちから考えると

少しでも高く売りたいので、

利回りをなるべく低くして売りたいものです。

 

でも何故安く売っているか?がポイントです。

 

簡単に「あっ!お買い得な物件だ」

と飛びついたら、恐らく罠にはまります、笑。

 

 

安く売っている理由がとても大事で、

 

例えば、

・相続で財産分与するため急ぎで現金に換えたい。

・会社の決算対策で、急いで換金する必要がある

・相続で引き継いだ人が賃貸業に興味がなく、売却したい

などは、かなり取引したい理由となります。

 

 

なんらかの理由で、売却することが決まっているケースだと

安めに売っているのも納得というものです。

 

更なる価格交渉もしやすいです。

理由がはっきりしない売却は、少々注意が必要

一方、特に理由もはっきりしないのに

売却する場合は、少々注意が必要です。

 

もしかすると、何かが起きているのかもしれません。

通常より少し、慎重にリサーチする必要があります。

 

 

例えば、中古の車を購入することを

考えてもらえれば分かりやすいでしょう。

 

例えば中古のプリウスを買いたいとします。

欲しいグレードと年式の相場が、200万円だったとします。

 

でも、ある車だけ150万円だったら、なぜかな?

もしかして、事故車かな?

と考えるのが普通でしょう。

 

 

普通に200万円で売れるのだったら

200万円で売ればいいじゃない!

なんで、150万円なの?

 

この感覚が、とても大事なのです。

 

 

実は、

不動産投資ではその感覚がない人が多く、

「わーい安い」買います!的な感じで、

買ってしまう人が一定数います。

 

プリウスなら怪しいと思うのに、不動産投資だと掘り出し物だ!

と、なってしまいます。実に不思議です。

「なんで安いのか?」そう感じたら売却理由を聞きましょう

不動産投資も、車と同様で、

価格が安く、利回りが高いのはいいことですが、

「なんで安いのか?」というのをしっかり聞く必要があります。

 

疑問に思ったら、しっかり売却理由を聞きましょう。