【人生100年時代の資格取得】「二級小型船舶」クルーズやフィッシングをよりアクティブに

老後や定年を迎え、時間を持て余している方には、資格取得がおすすめです。 資格の種類は、趣味を楽しむための資格や人生後半を生き抜くために活躍する資格など様々です。 シニア期の膨大な自由時間を活用して資格を取得してみませんか。 今回ご紹介する資格は国家資格「二級小型船舶操縦士」です。 免許といえば「普通自動車免許」を想像することが多いのではないでしょうか。何日も教習所に通い仮免、路上教習を経て免許を手にした思い出も。実は海の普通免許、「二級小型船舶操縦士」はそんな苦労もなく2〜3日で取れるのです。船舶免許を手にすれば、海に川に湖に、活動範囲が劇的に広がります。暑い夏の資格取得に船舶免許はいかがでしょうか。
2019/08/19

二級小型船舶操縦士免許とは

「船舶免許」、

正式には「小型船舶操縦士免許」には一級、二級、特殊の種類があります。

「一級」と「二級」はモーターボートの免許です。違いは陸から離れられる距離。

 

二級は沿岸から五海里(約9.2キロ)まで、一級は制限がありません。

 

海で五海里といえば相当な距離。

 

外洋に出るわけでなければ、二級で十分です。

「特殊」は水上オートバイの免許です。

 

一級、二級では水上オートバイは操縦できません。

船舶免許といえば、ふつう「二級小型船舶操縦士免許」をことを指すことが多いです。

 

(当記事でも「二級小型船舶操縦士免許」を「船舶免許」と省略します)

 

またエンジンのつかないヨットやボートは免許不要です。

小型船舶免許(一級・特殊)

船舶免許をとるメリット

船舶免許をとれば、行動範囲が海や湖の上まで広がります。

 

釣りが趣味であればボートフィッシングが好きなだけできますし、自身でモーターボートを操縦して海上クルーズを楽しむこともできます。

 

川、湖、海、豊かな水資源がある日本、船舶免許の活躍の場は無限です。

 

モーターボートは買わなくてもレンタルできます。

 

例えばヤマハのマリンクラブ・シースタイルに入会すれば、全国140箇所のホームマリーナでボートレンタルが可能です(要入会金・月会費)。

 

また入会や月会費不要で、使いたいときだけ借りられるマリーナもあります。

 

筆者もよくボートをレンタルしてよく横浜港のクルーズを楽しんでます。

ボートより臨むベイブリッジ

講習・試験

船舶免許は満16歳から取得可能です。

 

船舶免許を取得プロセスは、自動車免許とほぼ同じ。

 

ボート免許教室(教習所)で講習を受け、身体検査、学科試験、実技試験に合格して、免許取得となります。

 

ボート免許教室では、2〜3日で一気に免許取得することができます。

 

自動車免許に比べると、ずっと短いですね。

 

国家試験免除校ならば修了試験の合格が国家試験合格相当とみなされるので、効率よく免許取得ができます。

身体検査

船長たるもの、危険を回避するため、目・耳は大事。

 

視力0.5以上、色覚は夜間に船舶の灯火の色が識別できることなどの簡単なチェックがあります。

 

試験会場にメガネを忘れて再試験になっている人を見かけたことがありますが、通常落ちることはありません。

講習

免許取得のために一般学科12時間、実技教習4時間の合計16時間(2日間)の講習が必要です。

 

ボート免許教室によってはこれを2日、または3日に分けて行います。

一般学科

座学で小型船舶の船長として必要な知識を学びます。

 

内容は「操縦者の心得及び遵守事項」、「交通の方法」、「運行(一般)」の3科目です。合格のためのポイントは教官が強調して教えてくれます。

実技教習

モーターボートに教官と生徒1〜数人で乗って、操縦を学びます。

 

操縦装置の確認、発信、各種操船、離着岸などを体験します。川(海)に落ちた人を救う人命救助も実技に組み込まれていますよ。

 

ここで初めてモーターボートを操縦となります。

 

波を受けながらまっすぐ走るということにちょっと苦戦するかもしれませんが、コツをつかめば自動車より簡単なくらい。

 

緊張すると思いますが、初めての体験を楽しみましょう!

修了試験

講習後同じ日に、または講習とは別日に、修了試験が設定されます。

 

このあたりはボート免許教室ごとに異なります。

 

学科試験はマークシート式で50問中33問正解で合格。

 

実技試験は実際に教官とボートに乗っての試験となります。

 

実技教習で教わったことが正確に出来るかの確認となります。

取得にかかる費用

費用はスクールで講習と試験料がセットになって、9万〜12万円くらいが相場です。

 

いくつかのボート免許教室を比べて、費用、日程、内容、設備などで納得できる教室とコースを選びましょう。

まとめ

船舶免許、シニアのアクティブライフをさらにアクティブにする資格です。

 

ボート免許教室を利用することで取得も簡単。

 

あなたも船舶免許を取得して、大海原にくりだしてみませんか