このように自己紹介をしても、動作が緩慢でモタモタしており、ツメが汚れ、ヘアからフケが落ちたりしていたら、相手は「嘘をつくな、不潔でのろまで整理整頓も満足にできないだろうに」と外見の印象から判断します。
人間関係をより良くしたり、積極的に関わりたいのなら、見た目のイメージが、聴覚より強烈に、相手にインプットされるという法則を、シッカリと理解しておくことが大切。
外見をないがしろにすると、能力までが低く見られてしまう怖さを十分に知っておくべきです。
また、非言語による判断は、お互いさまです。
自分が相手からさまざまな印象を約『3秒間』で感じとるように、相手もあなたを、『3秒間』で判断していることを忘れてはいけません。
私たちが生きている証しは、人と人との出会いの繰り返しで成立しています。
良好な対人関係を望むなら、視覚的な魅力、美しくあることの重要性をないがしろにしたり忘れてしまってはいけません。
魅力人になるには、まず自分のことを徹底的に「知る」ことが必要です。
では、どうやって自分を「知る」ことができるのでしょうか。
私の修業時代には、自分が「魅力」を感じる人の「真似」をしました。
たとえば、外見であれば、オードリーヘップバーンに似るように、ヘア、メイク、ポーズなども鏡の前や写真に撮って研究しました。
現在は、スマホやビデオで確認できますよね。とても便利になりました。
ただそういう時に、決して「修整」をしないことです。
自分の欠点から逃げないこと。
話し方なども録音して聞いてみてください。
写真や動画、音声を客観的に「見る」「知る」ことで、変えていくべき部分を把握していきます。
こうした努力は、「自分を磨く」ことであり、自分の欠点を知るからこそ、長所も活きてくるのです。
次第に他者への共感や親近感が備わっていきます。
人を引きつける魅力ある美しい人間になれば、より多くの人との出会いを通じ、それらの人たちに心地良い印象で、強く心をとらえることができます。
多くの人たちの心をとらえることができれば、自分の望む協力や尊敬を得る可能性も拡大し、大きな影響力を与えることも容易になります。
こうした魅力を備えれば、経営者やリーダーとして、男性も女性もモテ度がアップする確率が高まるのです。
このように、魅力人になれば、自分の願望の達成につながり、成功と幸せに生きる階段を上っていくことができ、潤いのある人生を歩むメリットが生まれてきます。
私たちの心には素敵な人!
美しい人!
お金持ちの人!
勇気ある人!
並べ上げればキリがないほど憧れの存在をもちたい願望があります。
私は10代のときには女優のオードリーヘップバーンに憧れ、石原裕次郎さんにも強く憧れていました。
魅力人とは、第三者の方から〝憧れられる存在の人〟なのです。
憧れる人がいるからこそ、私たちは成長します。
巨人軍の長島茂雄さんに憧れた多くの少年たちがどれだけ野球選手の道を選んだでしょうか。
企業も社会から憧れられる存在になってこそ成功した一流企業と敬われるのです。
魅力学は、憧れの人を持つだけではなく「憧れられる」存在になることを目指し、達成できるルールなのです。
魅力人に憧れ「自分魅力」を磨き、キラキラと輝き多くの人に憧れられる存在へとステップアップしていきましょう。