お洗濯の基本の「き」。洗剤篇
洗濯で汚れを落とすのに欠かせない洗剤。
多くの洗濯洗剤は「界面活性剤(洗剤)」に助剤、酵素、蛍光増白剤などが配合されています。
これらは界面活性剤に対して、相乗効果をもたらして汚れを落としてくれます。
それぞれの洗剤は、界面活性剤、薬剤などが最も汚れを落としやすいバランスで配合されているので、規定の量より多く入れたり、ほかの洗剤と混ぜるのはNG!
配合のバランスを崩し、相殺現象を起こしてしまいます。
洗濯物の量に対して、正しい量の洗剤を使うのがしっかり汚れを落とすために守るべきルールです。
お洗濯の基本の「き」。水温篇
その次に大切なの水温。
10度から40度までは、温度が上がるほど皮脂汚れの洗浄力がアップします。
それは40度が脂質の融点だから。
40度から60度までは汚れ落ちに変化はありませんが、60度を越えると脂質の溶解が80%を超え、再び洗浄力が上がります。
とはいえ、高い温度で洗濯物を洗うと繊維が温度によって膨張して、繊維の奥に汚れが入り込む恐れがあります。
これを逆汚染と言いますが、ポリエステルなどの合成繊維は、高温では逆汚染しやすい性質があり注意が必要です。
つまり普段の洗濯で最も汚れを落としやすいのは、「40度」がポイントです。
お洗濯の基本の「き」。時間篇
洗濯物は長い時間洗えば汚れが落ちるというわけではありません。
洗濯機で洗う時間で最も適しているのは「10分」以内と言われています。
汚れは、5分までは時間とともに落ちていきますが、5分以上では変化がなくなります。
10分以上洗うと衣類へのダメージも大きくなるので、10分以内にセットしましょう。