ワイシャツを洗う頻度は、毎日が基本!
ビジネスシーンでの服装がスーツであれば、週に5日はワイシャツを着用することになります。
「ワイシャツは同じような柄だし、そこまで汗もかいてないし、毎日洗わなくてもいいか……」とついつい思ってしまいがちですが、ワイシャツは着用したその日に必ず洗うようにしましょう。
その理由は、季節に関係なく私たちは汗をかいているから。
特にワイシャツは肌に直接触れているため、たとえ大きく目立たなくても皮脂汚れや臭いが染み付いています。
夏でも冬でもワイシャツはその日のうちに洗うのが基本です。
ワイシャツは最低でも5枚用意しておくことをおすすめします。
洗濯前にワイシャツが汚れていたときの対処法
ワイシャツを洗濯する前に目立った汚れがないかチェックしましょう。
特に汚れがつきやすい箇所は、襟や袖口です。
万が一黄ばみや黒ずみがあった場合は、洗濯機に入れる前に下準備を。
一手間加えるだけで、洗濯後の仕上がりが変わります。
手順は簡単。
汚れた部分に食器用の洗剤をつけ、40℃前後のお湯に5分ほどつけておくだけです。
汚れが強い場合は、お湯の中で優しくもんであげると落ちやすくなります。
ワイシャツが型崩れしない正しい洗濯方法
下準備が終わったら、洗濯機でワイシャツを洗っていきます。
ワイシャツの襟や袖口のパリッとした状態を長く保てる洗い方の手順とコツをチェックしていきましょう。
0. ワイシャツの洗濯表示をチェック
まずは、ワイシャツについている洗濯表示を確認します。
洗濯機で洗うことが可能なのか、それとも手洗いでなければいけないのか、「桶」のマークを見て確認しましょう。
基本的には洗濯機で洗うことのできる綿やポリエステルを素材としたワイシャツが大多数ですが、稀に手洗いしかできない素材のワイシャツもあります。
素材に合わない方法で洗濯すると縮みや伸びの原因になってしまうので、必ず事前にチェックするようにしましょう。
1. 酸素系の漂白剤を入れる
特に真っ白なワイシャツは少しの汚れでも目立ってしまいます。
黄ばみなどの汚れがある場合は、汚れを落としやすい酵素系の漂白剤を使いましょう。
なお、いつも使用している洗剤と一緒に入れても構いません。
衣類についた皮脂などの汚れは、40℃のお湯から急激に落ちやすくなります。
ただし、温度が高くなるほど汚れが落ちやすくなるとはいえ洗濯表示に洗濯の上限が記されている場合は、その限度以上に温度を上げないようにしましょう。
また色物のワイシャツであれば、色落ちに繋がる可能性もあるので注意が必要です。
2. ワイシャツはネットに入れて洗濯
洗濯ネットを使用することで他の衣類との繊維のこすれを防ぎ、ワイシャツにシワが出来にくくなります。
以下の手順に沿って、洗濯ネットにワイシャツを入れて洗いましょう。
①ワイシャツの前方のボタンを留める
②表裏をひっくり返し、汚れている方を表側にする
③ワイシャツを畳んでネットに入れる。
ここで水に溶かした液体洗濯のりを入れれば、クリーニング後のワイシャツのように全体をパリッとさせることができます。
他の洗濯物と一緒にワイシャツを洗う場合は、アイロンがけの際の糊付けでも問題有りません。
糊付けをしておくと汚れがワイシャツの生地ではなく糊の上に付くので洗濯時汚れ落ちがよくなります。
3. 脱水は30秒を目安に
脱水を長時間おこなうことも、ワイシャツにシワができる原因になりますので、ワイシャツの脱水は30秒を目安に、短時間で終わらせるようにしましょう。
水分が多く残っている状態になりますが、この水分の重みによってシワが伸びるメリットがあります。
ワイシャツとその他の衣類を一緒に洗う場合は、ワイシャツを先に取り出します。
パリッとしたワイシャツに仕上げるには干し方が重要
洗濯が完了した後は、シワができないように干し方まで気を配りましょう。
3ステップを踏んで、シワを伸ばす最後の仕上げです。
①洗濯機からワイシャツを取り出し、肩の部分を掴んで大きく上下に振る
②小さく畳んでポンポンと叩く
③太めのハンガーにワイシャツをかける
④襟や袖口など厚手の部分を引っ張って伸ばす
洗濯後の汚れ予防対策もしっかりと
ワイシャツは毎週のように着用します。
大切なワイシャツを長持ちさせるためにも汚れ予防対策をしっかりと行いましょう。
汚れやすい部分にベビーパウダーをささっと振っておくと皮脂汚れがワイシャツに付着することを防げます。
赤ちゃんが使えるくらいお肌にも優しいですから安心して使用できます。