香りは、免疫系に大きな影響を与えることがわかっています。
人の情緒や記憶をつかさどる脳の大脳辺縁系に直接作用されると言われています。
大脳辺縁系は、欲求や好き嫌い、独創性などを作り出すと実証されています。
また、免疫系と関係している視床下部とも密接につながっています。
香りから記憶がよみがえることを「プルースト現象」といい、最近の研究では、この現象が脳や体を活性化させることがわかりました。
つまり、心地いい、楽しい、幸せ、懐かしいなどのよい記憶とリンクしている香りをかぐと、体がリラックスし、健康へと改善できるのです。
香りは、香水、エッセンシャルオイル、柔軟剤、ボディクリームなどどんなものでも構わないといいます。
ヨーロッパでは医療にも取り入れられているアロマ。
そこで、より免疫力をアップしてくれると言われているアロマを取り入れることで、免疫力アップの効果も得られます。
「ティートゥリー」は、うがいや消毒などに最適で、抗感染作用があると言われています。
「ユーカリ」は、1,8シネオールという免疫力を高める成分があり、免疫細胞の働きを整えたり、成分細菌やウィルスの増殖を抑制するなどの効果があるのだとか。
「ラベンダー」は、心と身体の両方に働く万能アロマ。
免疫と密接に関係する副交感神経の働きを活発にし、免疫に対して影響力のあるオイルとしても知られています。
そのほかには、サンダルウッド、カモミール、プチグレイン、ミルラ、レモン、ライム、ニアウリ、ローズウッド、ペパーミント、スィートマジョラムなどがあります。
これらの香りのオイルを使ったり、アロマが配合された製品を使って、日頃から免疫力アップを心がけ、感染症にかかりやすい冬を乗り切りましょう。