栄養満点のかぼちゃ!でも皮が硬くて調理がめんどくさいのはイヤですよね?
かぼちゃと言うと秋冬のイメージだと思いますが、収穫は夏から初秋の今頃です。
収穫してすぐに美味しく食べられる品種もありますが、数か月貯蔵して甘味を引き出し出荷されるものが多いので秋冬に食べる機会が多いからだ思います。
さて、かぼちゃと言ったら緑黄色野菜の代表のような野菜ですよね。
カロテンやビタミンB軍、ビタミンC、食物繊維も豊富な上、南瓜の字のごとく、瓜の仲間でカリウムも豊富なので、ナトリウムを排泄し、高血圧に効果があります。
抗酸化力に優れるビタミンが豊富なのでアンチエイジング効果も期待できるので、沢山のメニューで気軽に食べたいですね。
でも、中目黒の店では長野の農家さんのかぼちゃ等をよく店頭販売しているのですが、1個丸々販売しているとお客様から「家では皮が硬くて切れないから、4つくらいに切ってくれたら買うわ」と言われたりします。
確かに皮が硬いかぼちゃが沢山ありますね。
ちょっとしたコツで切ることは出来るのですが、皮が硬いえびすかぼちゃ等は飲食店のスタッフでさえ、丸ごとをまず半分に切るのも意外と力が必要です。
そこで今回は皮が軟らかくて扱いやすく、食べやすいかぼちゃ「コリンキー」をご紹介します。
生食できて、皮ごと食べられるかぼちゃ、コリンキー!
「コリンキー」と言うお菓子のような名前のかぼちゃは、2002年に品種登録されたので、まだあまり知られていませんが、最近はTV番組で取り上げられたりして、たまにスーパーでも見かけるようになりました。
最大の特徴は、生食に適していると言う事と黄色く柔らかい皮も一緒に食べられるという点です。
一般的なかぼちゃのような甘味はほとんどなく、さっぱりした風味でシャキシャキの食感です。
大きさはだいたい500g前後のものが多いです。未熟なうちに収穫されるので皮が軟らかく、水分が多いので生で食べやすく、キュウリのように使えます。
サラダや浅漬けも美味しいです。でも生ではなく、炒めたり、天ぷらにしたり、お味噌汁の具材にしたりしても美味しく召し上がれます。
生の時はかぼちゃと言うより瓜(うり)なのですが、しっかり煮えると、ほんのり甘味が出て、やっぱりかぼちゃなんだなぁと感じる不思議なかぼちゃです。
黄色が鮮やかでサラダに入るだけで「映えます」(笑)
かぼちゃと言えば、家庭だと煮物で食卓にならぶ事が多いと思いますが、コリンキーは火も使わずに調理出来て食べやすいのが、良い点だと思います。
それでいて緑黄色野菜の栄養が取れて、皮ごと食べられるので普通のかぼちゃよりさらに食物繊維も取りやすい優れものです。
ではまずは生で食べる、超簡単和え物をご紹介しますね。
【簡単和え物 コリンキーのナムル風レシピ】
<材料>
・コリンキー 1/4個
・韓国のり(なければ海苔でもOK)2~3枚
・ごま油 大さじ1
・醤油 大さじ1
・酢 大さじ1/2
・いりごま 少々
作り方
1.コリンキーは縦半分に切り、種とワタを取り除き、5cm程の長さに切ってから、皮ごと5~6mmのざく切りにする。
2、ボールに移して、調味料を入れ、韓国のりをちぎって入れてよく合える。
少し多めに、1/2個分くらい作って、密閉容器に入れておけば3日間程召し上がれます。
なじんでくると少ししっとりした触感で召し上がれます。水気が出て味が薄く感じたら少し醤油を足してもいいと思います。
その際はのりも食べる前に追加するといいでしょう。
また、最初からサクサク触感よりも、しっとり食べたい時はピーラーで削って和えても、見た目にも可愛く、しっとり仕上がります。
ざく切りして、ごま油で炒めて唐辛子を入れて甘辛く味付けした、コリンキーのきんぴらも美味しいんですよ。
普通のかぼちゃに比べたら、ストレスなくサクサク切れますので、色々な料理に使ってみて下さいね。
近くのスーパーで購入できなくても、通販などでも沢山出ています。意外と日持ちもいいので多めに購入して、毎日召し上がって頂きたいです。