実際に結婚相談所を利用して成婚に繋がった人達に何か共通点はあるのでしょうか。まず大切なのは「素直で謙虚である」ことです。謙虚で気遣いのできる方はお見合い後も交際につながりやすく、婚活において、経済面などの諸条件や美人やイケメンといった見た目はもちろん良い方が有利ではありますが、気遣いができる方は、不思議と素直な面も併せ持っており、異性に好感がもたれるものです。どんな場面でもお礼や挨拶、気遣いが自然とできるように普段から心がけましょう。
シニア婚活を成功させるために心がけたいこと

また、結婚相手に対して過度な期待をしないこと大切です。シニア婚活では、若い頃に比べて、結婚相手に対して求める条件は多くはないと思いますが、シニアの男性が若い女性のみを結婚相手として希望するなど、過度な期待をしてしまう場合もあります。無理に妥協する必要はありませんが、条件の幅を広くして視野を広く持つことが、シニア婚活の成功につながります。
シニア婚活ならではの結婚前の注意点
婚活で運命のパートナーと出会うことができて、いざ結婚しようとなった時に気を付けたいシニアならではの注意点があります。
シニア婚活で1番多いトラブルは遺産相続・年金などの金銭問題です。特にお子さんがいる場合は、遺産目的の結婚だと疑われて反対されることも少なくありません。遺産相続のほかに、前の配偶者からの退職金の財産分与や年金分割でもトラブルになる可能性があります。パートナーや家族ときちんと話し合わずに、自分の意思だけ押し通して結婚しようとするとトラブルになりやすいので、結婚が決まったら、パートナーや家族と遺産相続や年金について、お互いが納得するまでしっかり話し合うことが大切です。
また、シニア婚活ならではのトラブルとして介護問題があります。平均寿命が伸びている日本では、シニア世代の親がまだ存命中ということも珍しいことではなく、結婚と同時にパートナーの親の介護をしなくてはならないとなると、トラブルのもとになりかねません。親の介護だけでなく、シニア同士の婚活では、結婚後にパートナーの健康状態が急変して結婚=介護に変わってしまう可能性が若い方よりも高くなります。パートナーの健康状態はもちろん、お互いの親に関しての健康状態や介護の必要性についても、結婚前にしっかり話し合う必要があるでしょう。
「婚約契約」・「婚前契約」・「事実婚契約」とは!?
このような金銭・介護問題をふまえて、籍を入れずに事実婚を選ぶカップルも増えており、パートナーシップや結婚に対する価値観の多様化が起きています。そこで注目されているのが、「婚約契約」、「婚前契約」、「事実婚契約」です。
・「婚約契約」…婚約をより確かなものとして安心感を提供するもの
・「婚前契約」…結婚前のお互いの価値観の棚卸に繋がるもの
・「事実婚契約」…入籍を必要としない二人の関係性を明確にし、
法律範囲外を補てんするもの
これらの契約によって、結婚に対する不安の解消や、結婚後の二人の関係性などを明確にすることができ、結婚前に話し合いの機会を持つので、お互いの価値観を共有することができます。一般社団法人プリナップ協会では、結婚前に夫婦の在り方を考え、健全なパートナーシップと満たされた人間関係を築くために、「婚前契約」などの書類作成サービスを提供しています。結婚することに不安のある方、お互いをもっと知ってから結婚したいという方は、参考にしてみてはいかがでしょうか。

まとめ
結婚までの道のりは「決める」の連続です。 いつ入籍するのか? 結婚式はあげるのか? お財布はどうするのか?などなど、日々、そして、瞬間、瞬間、決断を迫られます。一方で、変化を伴う決断は少なからずストレスがかかります。そういうものだと知ったうえで、勇気をもって決断をすることで、人生は好転していくのだと思います。
今回お伝えしたシニア婚活の成功のポイントや注意点を参考にしながら、結婚に関するさまざまな事柄を勇気をもって決断して、パートナーと共に豊かな人生を歩んでいきましょう。

この記事を書いた人

株式会社ラックエッジ 代表取締役
宮崎哲也
グループ年商3000億円の事業会社社長室、投資会社(インベストメントバンク)で約10年勤務後、メガフランチャイジー企業の専務取締役として、教育事業、健康福祉事業、飲食事業などの人材教育、経営に携わる。その後、外食大手企業(グループ年商約700億円・従業員約1万名)の社長室室長兼海外事業担当として、アジアの合弁会社役員などを経験。 2017年3月結婚相談所「Will Marry」の運営会社「(株)ラックエッジ」を設立。「ご縁のある皆様を幸せにし、社会に貢献する」を理念として活動しています。
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