「彼って〝ちょっと見〟がいいので、一目惚れで意気投合して付き合ってみたら、どうしようもない性格でね、幻滅よ」
交際をしている男性のことを、女性がこう表現して、こきおろすのをよく聞かされます。
「あの人って見かけはゴツイけれど優しい男なのよ」
見かけは悪いが、付き合ってみたら、なかなかに、味のあるいい男だったというノロケ話もまた、同じように聞かされます。
「ヤツは見かけだおしだった。営業というものがわかっていない、実力がないんだ」
上司が部下をこのように非難することもあります。
「おれたちの前ではえらそうなのに、上から一言いわれると、米つきバッタみたいにやたらペコペコして、あの尊大な態度も見かけだおしだよな」
部下が上司を評していうこともあります。
「男前なんだけどねえ、どうもパッとしないのよ」
熟女にズバッと判定を下される男性にも、同じように数多く出会ってきています。これでは、せっかく、最初の印象が良くても、『人の心をとらえ、人を動かす結果』とならず、『自分が生かされていない』ことになります。
《見かけだおし》が怖いのは、見てくれがよかっただけに相手の人からの期待が大きいのです。
そのために、ハズレたときの相手の人の幻滅の度合いが高くなるわけです。
外見上の顔が悪い、スタイルが良くないと仮に自覚したとしても、魅力を磨くことを投げださないでください。
見かけだおしにならない魅力のひとつに服装もあるのです。