ケールが苦いなんてもう古い!栄養満点カーリーノケールで健康維持!(人生100年時代協議会)

東京・中目黒で、お人柄の分かる農家さん直送の野菜を使った野菜料理店を営んでいます。美味しいもの、特に丁寧に作られた野菜を食べることは「身体の健康」だけでなく、「心の健康」、さらには「長生き」に直結していると考えています。そこで、これからは旬の食べ物や健康長寿に関連する料理のレシピや信頼する農家さんの情報を、店主の目線で配信していきます。今回のテーマは「カーリーノケール」です!
2019/10/31

キャベツの仲間ケール

青汁で有名なケールですが、CMの影響もあると思いますが、栄養はあるが「苦い」というイメージがある方は多いのではないかと思います。

 

でも、最近はとても食べやすい品種が出ていますので、ご紹介したいと思います。

そもそも、ケールってどんな野菜?

「ケール」は地中海沿岸が原産と言われるアブラナ科の葉野菜で、キャベツの原種に近い品種です。

 

でも、青臭さがあり、キャベツのように食用よりは、スムージーやジュースに使われる事が多いですね。

 

ケールは温暖な気候なら、通年裁判が可能ですが、キャベツと同じく秋から冬にかけて、甘みが出て美味しくなります。

栄養満点のケール

ケールは非常に栄養価が高く、ビタミン、ミネラルがバランス良く、野菜の中ではどの項目も上位に入る含有量を誇る、緑黄食野菜の代表です。

 

βカロテン、ビタミンE、C、いずれも野菜の中でトップクラスです。

 

どれも抗酸化作用があり、体内の不飽和脂肪酸の酸化を防ぎ、動脈硬化や心筋梗塞等の生活習慣病の予防に役に立ちます。

 

また「ルテイン」も多く含まれており、白内障の予防にも良いとされています。

 

そして注目すべきは「メラトニン」と言う成分を含んでいて、睡眠の質を改善する働きがあると言う事です。

 

年齢と共に睡眠が浅くなってしまう事多いですよね。

 

メラトニンは神経ホルモンの一種で、体内時計を正常に保つ働きがあり、寝つきがよくなり熟睡効果が期待できます。

 

その上、食物繊維も豊富となれば、手に入ったらぜひ沢山食べたい野菜の1つですね。

使いやすく癖がない「カーリーノケール」がオススメ

ケールにはさまざまな品種がありますが、今回ご紹介させて頂くのは「カーリーノケール(カリーノケール)」です。

 

その名の通り、葉に切れ込みがあり、細かく縮れてふんわりとした食感です。

 

緑のタイプと茎の部分が紫色の2種類があります。紫のタイプは葉の部分も紫色になる場合もあります。

 

このカーリーノケールはケールと言えば苦い、青臭いと言ったクセがほとんどありません。

 

葉の部分はふんわり軟らかいのでサラダとして生でも召し上がって頂けます。

 

但し、秋冬になると成長が遅くなりその分、葉に厚みが出て少しゴワッとした食感になってきます。

 

でもその分、甘味が増して、旨みが濃くなります。

 

秋冬は生より炒めたり、煮たりした方がその旨みを感じられると思います。

上部が緑、下部が紫のカーリーノケール

オススメの埼玉県深谷市の農家さん

現在、カーリーノケールですが、生産者さんも増えていて、スーパー等でもたまに見かけますが、まだまだ少ないのが現状です。

 

中目黒の私の野菜料理店では1年中、栄養があって食べやすいカーリーノケールを仕入れています。

 

召し上がった多くのお客様から「ケールがこんなに美味しいなんて知らなかった」と言うお声を頂きます。

 

当店は埼玉県深谷市の力丸農園さんから、いつも美味しいカーリーノケールを仕入れています。現在、力丸農園さんはネットの販売等は行っていませんが、深谷市の直売所でほぼ1年中、カーリーノケールの販売を行っています。

 

深谷市の近くに行かれた際には、ぜひそちらに寄って、力丸さんのカーリーノケールをたっぷり、購入して頂きたいです。

 

次回、カーリーノケールのレシピをご紹介致します!

 

 

 

あけと農産物直売所

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