青汁で有名なケールですが、CMの影響もあると思いますが、栄養はあるが「苦い」というイメージがある方は多いのではないかと思います。
でも、最近はとても食べやすい品種が出ていますので、ご紹介したいと思います。
青汁で有名なケールですが、CMの影響もあると思いますが、栄養はあるが「苦い」というイメージがある方は多いのではないかと思います。
でも、最近はとても食べやすい品種が出ていますので、ご紹介したいと思います。
「ケール」は地中海沿岸が原産と言われるアブラナ科の葉野菜で、キャベツの原種に近い品種です。
でも、青臭さがあり、キャベツのように食用よりは、スムージーやジュースに使われる事が多いですね。
ケールは温暖な気候なら、通年裁判が可能ですが、キャベツと同じく秋から冬にかけて、甘みが出て美味しくなります。
ケールは非常に栄養価が高く、ビタミン、ミネラルがバランス良く、野菜の中ではどの項目も上位に入る含有量を誇る、緑黄食野菜の代表です。
βカロテン、ビタミンE、C、いずれも野菜の中でトップクラスです。
どれも抗酸化作用があり、体内の不飽和脂肪酸の酸化を防ぎ、動脈硬化や心筋梗塞等の生活習慣病の予防に役に立ちます。
また「ルテイン」も多く含まれており、白内障の予防にも良いとされています。
そして注目すべきは「メラトニン」と言う成分を含んでいて、睡眠の質を改善する働きがあると言う事です。
年齢と共に睡眠が浅くなってしまう事多いですよね。
メラトニンは神経ホルモンの一種で、体内時計を正常に保つ働きがあり、寝つきがよくなり熟睡効果が期待できます。
その上、食物繊維も豊富となれば、手に入ったらぜひ沢山食べたい野菜の1つですね。
ケールにはさまざまな品種がありますが、今回ご紹介させて頂くのは「カーリーノケール(カリーノケール)」です。
その名の通り、葉に切れ込みがあり、細かく縮れてふんわりとした食感です。
緑のタイプと茎の部分が紫色の2種類があります。紫のタイプは葉の部分も紫色になる場合もあります。
このカーリーノケールはケールと言えば苦い、青臭いと言ったクセがほとんどありません。
葉の部分はふんわり軟らかいのでサラダとして生でも召し上がって頂けます。
但し、秋冬になると成長が遅くなりその分、葉に厚みが出て少しゴワッとした食感になってきます。
でもその分、甘味が増して、旨みが濃くなります。
秋冬は生より炒めたり、煮たりした方がその旨みを感じられると思います。
現在、カーリーノケールですが、生産者さんも増えていて、スーパー等でもたまに見かけますが、まだまだ少ないのが現状です。
中目黒の私の野菜料理店では1年中、栄養があって食べやすいカーリーノケールを仕入れています。
召し上がった多くのお客様から「ケールがこんなに美味しいなんて知らなかった」と言うお声を頂きます。
当店は埼玉県深谷市の力丸農園さんから、いつも美味しいカーリーノケールを仕入れています。現在、力丸農園さんはネットの販売等は行っていませんが、深谷市の直売所でほぼ1年中、カーリーノケールの販売を行っています。
深谷市の近くに行かれた際には、ぜひそちらに寄って、力丸さんのカーリーノケールをたっぷり、購入して頂きたいです。
次回、カーリーノケールのレシピをご紹介致します!
あけと農産物直売所
〒366-0021 埼玉県深谷市上増田378
048-551-5125
https://g.co/kgs/hfuWTs
この記事を書いた人
中目黒野菜料理店 はな豆店主
三原葉子
山梨県清里をはじめ各地の農家で育まれた新鮮な野菜を盛り込んだ、農家のおもてなし料理が味わえる店「東京中目黒野菜料理店 はな豆」店主。 お人柄の分かる農家からの野菜を中心に化学調味料等極力使用せず、素材を活かしたシンプルな料理を提供。農家のおばあちゃんの味を思い出すどこか懐かしいお惣菜や生野菜等10種類以上が食べ放題のランチも女性を中心に人気。 野菜料理に定評があり、「NHKひるまえほっと」のかんたんごはんのコーナーで野菜料理を紹介する他、母校「レコールバンタン」にて野菜ソムリエ講座の調理講師を担当する等、レシピ提供や講師活動も行う。中目黒はな豆は野菜料理やきのこや発酵食品を積極的に日常に取り入れる菌活料理等で、雑誌、TVでの紹介多数。 著書 2012年発売大和書房より「農家のおすそわけ ~毎日食べたい、野菜料理114レシピ~」
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