昔から、蕎麦は健康に良い、と言われていましたが、蕎麦のどんな成分が健康に良いかご存知ですか?
その最たるもの、それが『ルチン』と呼ばれるものです。
ルチンはフラボノイドの一種で強い抗酸化作用と抗炎症作用を持ちます。
そば以外にも、りんごや柑橘類の果物、緑茶などにも含まれています。
ルチンは様々な健康効果を持っているので、ここにいくつかその効果を紹介したいと思います。
昔から、蕎麦は健康に良い、と言われていましたが、蕎麦のどんな成分が健康に良いかご存知ですか?
その最たるもの、それが『ルチン』と呼ばれるものです。
ルチンはフラボノイドの一種で強い抗酸化作用と抗炎症作用を持ちます。
そば以外にも、りんごや柑橘類の果物、緑茶などにも含まれています。
ルチンは様々な健康効果を持っているので、ここにいくつかその効果を紹介したいと思います。
ルチンは血管の弾力性を維持し、毛細血管を安定化させる、もろくなった血管を修復する作用、末梢循環を改善する作用がある、と言われています。
また、動物実験などでは血圧降下作用も証明されており、動脈硬化の進行を抑えることが期待されています。
血流改善や生活習慣病予防、血圧や血糖値の改善といった効果が期待できます。
ロシアの実験では、ルチンが関節炎の活性酸素の生成を抑えたという報告があります。
また、ラボ研究で、関節の症状を抑えることもわかってきています。
ビタミンCは強い抗酸化作用、免疫力改善、コラーゲン生成など、その効果は多岐にわたりますが、ルチンを摂ることでその吸収を高めることができます。
ルチンにはビタミンCの吸収を促進する効果もあるため、シミ、シワ、たるみなど女性が気になるお肌の悩み解消にも効果があるようです。
ルチンは水溶性なので、そば湯に多く含まれています。
ルチンを多く摂りたければ、「そば湯」を飲むとより効果的、ということですね。
栄養豊富で健康効果も高いそば。
美味しく食べながら健康や美容効果が得られそうですね。
蕎麦を食べて健康で良い年をお迎えください。
この記事を書いた人
すぎおかクリニック院長 医学博士
杉岡充爾
救急医療の経験と専門である循環器の視点から「予防医学」を追究し、「すぎおかクリニック」を開院。 既病、未病の前段階にある『潜病』という新たなステージを提唱する。 NHK総合「ニュース7」、NHK world JAPAN、フジテレビ「Live news it!」 フジテレビ「突撃LIVEグッディ」、TV東京『主治医が見つかる診療所』をはじめ多数のメディアに出演。 著書に『強い血管をつくれば健康になる』『最高の疲労回復法』『すぐ疲れるが治る本」など。 予防医学・救急医学・心理医学という健康の入口と出口の両側面からみている現役医師だから分かる、価値あるメソッドを伝える為に、「ベストヘルスカレッジ(BHC)」「杉岡義塾」「予防医学の学校オンラインスクール」などを開講している。
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