【毎分10万文字・誰でもできる速読脳トレーニング】25.「速読眼」は視覚機能を改善する!

「速読眼」を開発することは、焦点範囲を広げること、そして文字を次々と見ていく機能を高めることと説明してきました。これらの能力が統合して、文字を高速で読み取っていく能力が向上するわけですが、それは言い換えると、文字に瞬間的に焦点を合わせる機能が向上することです。
2020/04/16

「速読眼」は従来の学説では説明できない

視力の低下は、近視、遠視、乱視、老眼のいずれにしても、焦点が合いづらくなることですから、焦点を合わせる機能を改善することは、視力の回復につながるわけです。

 

ここに、「速読脳開発プログラム」のトレーニングで、視力が回復する理由があります。

 

焦点範囲を広げることも、視力を改善することも、明確な理論も、方法も提示されていないので、常識的には、そんなことはあり得ないと思われがちです。

 

目は、図のように、外部から入ってきた光を、水晶体で集光し、網膜に像を結ぶ機能を持っています。

 

これは確かなことです。

 

そして、焦点を調節する機構は、遠くのものを見るときは水晶体を薄くし、近くのものを見るときには水晶体を厚くする方法で行われ、その調整を水晶体の周りの毛様体が行っているとされています。

 

この教科書で学ぶ理論は、現代日本の常識になっているのですが、実は、これはヘルムホルツの説というひとつの学説に過ぎません。

 

私は、かなりアヤシイと思っています。

 

なぜなら、この説では、私たち「速読脳開発プログラム」でトレーニングした者が実際に体験している、焦点範囲が広がるという事実を説明できないからです。

 

また、次のことも説明できません。

 

以前、キヤノン(株)で「速読脳開発プログラム」の研修を受講した◯さんの体験です。◯さんは、定年後再雇用で勤務していましたが、両眼とも白内障のため手術して、水晶体の替わりに眼内レンズを入れていました。眼内レンズは、プラスチックでできていますから、その厚さは変わりません。

 

お医者さんからも、「手術後は遠近の調整が利きませんから、遠く用と近く用との2つのメガネを用意する必要があります」と説明されていました。

 

ところが、手術してみると、遠くも近くもよく見えるというのです。

 

結局、◯さんは、メガネを使う必要はありませんでした。

 

◯さんが、そのお医者さんに、メガネが必要ないことを話したら、「時々そういう方がいるのですよ」という答えだったとのことでした。

 

この◯さんの体験から言えるのは、少なくとも◯さんの場合、眼球の焦点合わせは、毛様体で行われていなかったということです。

 

毛様体以外に、焦点合わせの機能があることを示唆しています。

 

実は、目の焦点を合わせる仕組みについては、もうひとつの学説があるのです。

 

それは、ベイツの説です。

 

ベイツは、100年余り前、アメリカで活躍した眼科医です。彼は人間だけでなく、哺乳類や魚類まで、目の焦点合わせの仕組みについて徹底的に調べた結果、眼球の形を変えること、つまりレンズと網膜との距離を変えることで、焦点を合わせることを見出したのです。

 

ベイツは、近視、遠視などを含めて、目のあらゆる病気を治したと言われています。

 

このベイツの説に基づいて考えると、「速読脳開発プログラム」によって、焦点範囲が広がることも、眼が良くなることも、不思議ではないのです。

 

そのトレーニングは、ベイツが処方した方法と通じるものがあるように思われるからです。

 

ちなみに、◯さんは、「速読脳開発プログラム」のトレーニングで手術後の違和感も解消し、さらに楽に良く見えるようになり、3万字/分を達成して、とても喜んでおりました。

近視も老眼も乱視も回復する

一章の山縣医師の体験談にも、老眼が改善したことが述べられていましたが、近視も老眼も、乱視も、改善した、治ったという感想は、受講生の皆さんから、よく聞きます。

【体験談】(S.T. 女性 34才)

自動車免許の更新の時、メガネ必要なしと言われた。

免許の更新時に「眼鏡等」の条件が取れたという人も、時々います。

 

しかし、もちろん、これは「速読脳開発プログラム」の副次的効果です。

 

「速読脳開発プログラム」は、視力の改善を目的としたトレーニング法ではありませんから、あらゆる視力の問題が解決するとは言えません。

 

やはり、その原因や状況によって、改善しやすいケースとそうでないケースがあります。

【体験談】(A.W.  男性、39才)

15才頃から視力が落ち始め、右0.6、左0.5だったのが、数ヶ月で両眼ともに1.2に回復しました。

 

長時間読書しても疲れなくなったほか、全体的に落着きが増したと思います。

このような例は、かなり多く、一般的と言えます。視力が低下していても、日常生活をメガネをかけずに送ることができている程度の人は、この体験談のように、ほとんど元の視力に戻ると言っていいように思います。

 

しかし、次の例のように、視力が0.0いくつと、かなり低い場合には、0.2〜3程度までは改善するのですが、メガネが不要になる例は、ごく稀です。

 

メガネをかけること自体、焦点をよく見える距離に固定することになりますから、適切なメガネを用いながら、なおかつ裸眼で見る機会も多くしないと、メガネを不要なレベルに回復させるのは難しいものと考えています。

【体験談】(M.K. 女性 34才)

訓練前の視力は両眼とも0.03で、コンタクトに頼っておりました。

 

可成り度の強いメガネは持っていましたが、メガネではよく見えませんでした。

 

それが訓練を始めて間もなく、メガネではっきり見えるようになり、1年半経った頃には、コンタクトもメガネも強過ぎて見づらくなり、レンズの度を3〜4段階弱めて作り直しました.受講2回目で視力が回復してくるのを感じましたが、あの時は感激でした。