【毎分10万文字・誰でもできる速読脳トレーニング】26.斜視・斜位を改善する

斜視は、傍目から見ても左右の目線がずれているのが分かりますから、よく知られている目の問題です。しかし、斜位(しゃい)という言葉はあまり聞かないかもしれません。簡単に言うと、斜視の軽い状態です。見ようとすると、ほぼ目線が揃うのですが、見ようとしていない時は目線がずれる状態です。
2020/04/17

両眼視機能の問題

傍目には気づかれにくいのですが、これは、かなり多く、何となく見づらいとか、目が疲れやすい、肩や首が凝るのを感じます。

 

斜視、斜位は、一言で表現すると、両眼視機能の問題という言い方になります。

 

あまり聞かない言葉かもしれませんが、両目を合わせて見る目の機能を両眼視機能と言います。

 

斜視は、医療的には、手術をして治すとのことですが、それでもうまくいく場合と治り切らない場合があるようです。

 

「速読脳開発プログラム」では、目線が外れているのは、その目の見る力の発達が不十分なためと考えています。

 

ですから、「速読眼」を開発するのと同じような方法で、見る力を育てようとします。

 

原因となる心身両面の問題をクリアすることができ、見る力の発達が追いつくと、両目を揃えてみることができるようになります。

 

次に体験談を紹介しましょう。R.O.さんは、この体験談を書いた時、20代半ばですが、文章を読むのが苦手だったということで、かなり幼い時から両眼視に問題が生じていたようです。

 

「文章を読むのが苦手」「文字を追うのが大変」「文字や言葉や行を飛ばして読んでしまう」「目が疲れる」「読むことに集中できない、イライラする」などは、そのために生じた反応です。

 

もちろん、学習能力に影響しますから、早期に改善したい問題です。

【体験談】 両眼視が回復した

私はもともと文章の読み取りが苦手で、ここ数年はさらに酷くなり、文字を追うのも大変になり、飛ばしてしまったり、となりの行に行ってしまったりといった状況でした。

 

また、私は受験生なので、こんな状態では試験はうからないと焦っていました。

 

知人に速読を紹介してもらい、藁にもすがる思いで入会しました。

 

最初のうちは、両眼視はまったくできないし、集中して読んでいくことにも苦戦しました。

 

佐々木先生にアドバイスを頂き、目の体操を日課にし、片目ずつの基本訓練などを行ってだんだん目がスムーズに動くようになりました。

 

そうなってくると、意味を取ることに注意を払う余裕もが生まれてきて、理解できることが増えてきました。

 

自分でも驚くくらい参考書を読むことがとても楽になりました。

 

さらに読むときの集中の仕方を手に入れたことも手伝って、解くときに閃きやすくなりました。頭の回転も良くなったと実感しています。

 

これから試験を受ける私にとっては、特別大切なことです。最近は、速読の記録も伸びてきました。

 

この調子でがんばります。

 

(R.O. 女性)

両眼視が良くなると、頭がよくなったと感じるのも一般的です。ですから、両眼視能力を改善、向上させることは、「速読脳」を開発するために不可欠なわけです。

 

三章で述べたように、「速読脳開発プログラム」の習得率を上げることには、両眼視の改善方法が掴めたことが大きく関係しているというわけです。