図7をご覧ください。これが、「速読脳」の発達曲線です。
グラフの縦軸は読書速度を、横軸はトレーニング時間を示しており、グラフのなかの右上がりの曲線が、「速読脳」の発達の仕方を示しています。
曲線の左下端がトレーニングの開始時の読書速度を示しています。その後急速に読書速度が伸びていますが、読書の癖を解消し、姿勢や眼球の動きを改善すると、集中力が高まり、開始時の2〜3倍の速度で読めるようになります。
この時期を、「急成長期」と呼んでいます。
しかし、その後は発達曲線が直線的になり、その傾きも緩やかになります。
つまり、読書速度の伸びが緩やかになるわけです。
この時期は、読書速度を伸ばすトレーニングも行いますが、「速読眼」を開発するトレーニングが主に実施されます。
高速で文字を読み取ることができなければ、高速で理解することはできませんから、まず先に、「速読眼」の開発が必要なのです。
この時期を、まだ高速読書能力が表面に出てこないという意味で、「潜在期」と呼んでいます。
次に、再び読書速度の伸びが早くなる「飛躍期」に入ります。
潜在期のトレーニングで、高速で文字を読み取ることができるようになると、読むのが楽になり、理解する能力に新しい神経回路が出来始めるのです。
その結果、読書速度が急に大きく伸び始めます。
この過程は、飛行機が、地上をガタガタと機体を震わせながら滑走し(潜在期)、ある速度に達すると、フワッと宙に舞い上がる(飛躍期)のとよく似ています。
そこで、「飛躍期」のことを、「テイクオフ ステージ」と呼んでいます。このテイクオフ ステージで「速読脳」の回路が結ばれ、「速読脳」が開発されます。
その開発した「速読脳」を伸ばしていく段階を「完成期」と呼んでいます。
「完成期」では、飛行機が急速に高度を上げていくように、読書速度の伸びが大きくなります。
限界速度は、文字を読み取る速度の限界です。
さらに伸びる可能性はありますが、今のところ、受講生が達している最高速度は、およそ18万字/分です。
このとき、「文字を読み取る」即「理解」となって、理解されます。
以上が、受講生の皆さんが、教室のトレーニングでたどっていく発達過程になります。
開始時の2〜3倍でも、読書速度が早くなれば大きなメリットがありますから、その後どこまで能力を伸ばそうとするかは、もちろん各自の自由です。
なかには、仕事の都合などで、1、2年休んでから、再びトレーニングを始める人もいます。たどる早さは人によってさまざまですが、皆同じように、この発達曲線をたどります。