【緊急投稿・医師が解説(5)】コロナストレスと潜病リセット習慣

政府は4月16日、新型コロナウィルスの感染拡大を防ぐための、緊急事態宣言の対象をこれまでの7都府県から全国に広げることを決めました。新型コロナウィルス感染に対する恐怖や外出自粛要請による生活環境の劇的な変化は多くのストレスをもたらします。ストレスを起因とする「潜病」と潜病リセットの方法について5回に分けて解説していきます。
2020/05/05

無理なく「とにかく続けること」が重要

ここまで5回にわたる緊急投稿として、新型コロナウィルスの感染拡大によるストレスを起因とする「潜病」の進行と潜病リセットの方法をご紹介してきました。

 

自律神経を整える方法や、ナチュラルキラー細胞を活性化させる方法など、様々な生活のポイントがありましたが、これを一気に実践しようとする必要はありません。

 

潜病になる人は、あれもこれもとできる以上の努力をして完璧を求めて頑張り過ぎてしまいがちなので、要注意です。

1日3分でOK 血管によい生活習慣とは

まず一つでもよいので、潜病にならない生活を実践してみてください。

 

自分のやりやすいものからで結構です。

 

例えば朝、起きたら朝の光を浴びるだけでもOK。それなら3分でできます。

 

さらに大切なのが、完璧にやろうとしないこと。

 

一回さぼってしまっても、あるいは1日3回やるべきところを1回になってしまっても落ち込む必要はありません。

 

ダメなのはそこでやめてしまうことです。

 

できない日があっても、「次の日はやろう!」と考えてとにかく続けましょう。

 

そうすれば、徐々にそれが習慣になっていくはずです。

忙しい朝に1分でできる有酸素運動「ジャンプ」

簡単にできて、私がおすすめしているのが「ジャンプ」です。

 

朝は、交感神経のスイッチをオンにする必要があるので、適度に体を動かすのが効果的です。

 

ストレッチをするのも効果的ですが、起床後、有酸素運動をすると交感神経がより刺激されます。

 

なかでもおすすめなのが「ジャンプ」。

 

その場でただ、ピョンピョンと飛び跳ねるだけで、自律神経を整えるだけでなく、全身運動になります。

 

飛び跳ねるときは足の筋肉が鍛えられますし、空中では体を支えるために体幹が鍛えられます。

 

また全身の脂肪と骨が刺激されます。

 

体はリラックスさせつつ、まっすぐな姿勢を保つようにして、リズミカルにジャンプしましょう。

 

ジャンプしているうちに血行がよくなって体の筋肉がほぐれていきますし、頭もすっきりしてくるはずです。

 

私自身も、毎日仕事の前に100回ジャンプをしています。

 

100回と聞くと多いと感じるかもしれませんが、やってみるとほんの2~3分で終わります。

 

みなさんも一度100回くらいを目安に、ジャンプ運動を試してみてください。

 

朝、ウォーキングやジョギングをする人には、その前の準備運動にもぴったりです。

【公式サイト】医学博士 杉岡 充爾