【ウェルネスライフ】休息はとれていますか?「休息と充実」の関係性

ヘルス(健康)を基盤として、豊かな人生や輝く人生を実現する「ウェルネス」な生き方。豊かな人生を送るためには、「何を実現していくのか」を考えることも大切ですが、それと同じように、「いかに休息するか」も大切なことです。輝く人生を送るための「休息」について考えていきたいと思います。
2021/04/13

あなたは、日頃どのような「休息」をとっていますか?

こう質問されたら、あなたはどのように答えるでしょうか?

 

例えば、「旅や温泉に行くこと」「日頃の睡眠不足を解消するために、睡眠を長く取ること」「趣味やスポーツをすること」「マッサージに行くこと」「自然に触れること」というように、色々な回答があることでしょう。

 

中には、「ダラダラと過ごしてしまう」「あまり休息を意識したことがない」という方もいるかもしれません。

忙しすぎる現代人

私たちは「時間欠乏の時代」に生きています。

 

時間は、総理大臣にもトップアスリートにも、誰にでも、1日24時間与えられていますが、等しく皆が「忙しい」時代と言っても、過言ではありません。

 

特に、インターネットが発展したことにより、24時間365日、「しなければならないこと」や「すべきこと」で溢れています。

 

例えば、それは

 

・休日の日に届く、上司やお客様からの仕事の依頼、部下からの報告や相談

 

・仕事中に届く、家族や友人からの連絡やお願い事

 

・通勤中にスマホに届く、企業からの様々な広告やニュース、SNSからの情報

 

など、いつ、どこにいても、誰と過ごしていても、私たちに時間を求めてきます。

 

意識をしないと、休息も満足に取れない時代なのです。

豊かで輝く人生を過ごすための「休息」とは

「豊かで輝く人生」の定義は、それぞれ異なることでしょう。

 

ある人にとっては、「社会的に意義ある仕事ができること」かもしれませんし、別の人にとっては、「家族と元気に楽しく暮らせていること」かもしれません。

 

仕事が大切な人も、家族が大切な人も、趣味が大切な人であっても、「休息」をないがしろにすることはできません。

 

例えば、「家族と元気に楽しく暮らせている」ためには、家族で素晴らしい体験をするための充分な収入が必要でしょう。

 

そのためには、良い仕事をして、自らの価値を発揮し、貢献することが求められるかもしれません。

 

良い仕事をするためには、創造性や生産性が求められるますが、そうした力を発揮するためには、良質な休息が必要となるでしょう。

 

また、良い仕事は一人では成し遂げられない為、周りの協力が必要となるでしょう。

 

「忙しい」は「心」を「亡くす」と書きますが、休息を取れず、忙しく過ごしていると、心ない言葉で周りの人を傷つけてしまうことで、関係性が悪くなり、協力を得られなくなってしまうこともあるでしょう。

 

つまり、仕事も家族関係も休息も相互に影響し合っていると言えます。

主体的に休息を考える

「休息」は意識を向けないと、後回しにされやすい傾向があります。

 

人によっては、昔から無意識的に決めていた休息の過ごし方を、今もしているということがあるかもしれません。

 

ですが、豊かで輝くウェルネスな生き方を実現するためには、家族や仕事に対してと同じように、意識を向けて、主体的に「休息」を考え、組み込むようにするということが大切です。

 

具体的には以下の2つの視点で考えてみるとよいでしょう。

 

①1日24時間の中で「休息」を組み込む

忙しい1日の中で、休息を組み込んでいくためには、無意識的に時間を過ごすのではなく、何に時間を使い、何に時間を使わないのかを決め、主体的に「休息」の時間を決めていくということです。

 

以下の質問について考えてみるとよいでしょう。

 

◆あなたの人生において、最も大切なものはなんでしょうか?

 

(ex)家族の健康と幸せ

 

◆その大切なものを大切にするためには、1日24時間の中で、何をしなければならないでしょうか?やらなくてはならないのに、できていないことはありますか?

 

(ex)家族と落ち着いてお互いのことを話す時間

 

◆大切なものを大切にするために、邪魔になっている時間や無駄だと思う時間はなんでしょうか?

 

(ex)ダラダラと携帯やTVを見ている時間

 

◆その時間の代わりに、どれくらい、どのような「休息」を組み込むと、大切なものに良い影響が及ぶでしょうか?

 

(ex)健康と良好な夫婦関係のために、毎日1時間、妻(夫)と散歩に出かけ、歩きながら、お互いのこと、家族のこと、今後のことを話す時間にする

②1ヶ月の中または1年の中で、「休息」を組み込む

長期で旅に出かけたり、特別な体験をすることも、人生に彩りを与えてくれることでしょう。こうした「休息」を組み込むためには、まず計画するということが大切です。

 

以下の質問について考えてみるとよいでしょう。

 

◆あなたの人生において、最も大切なものはなんでしょうか?

 

(ex)家族の健康と幸せ

 

◆その大切なものを大切にする(充実させる、より良いものにする)ために、次の1ヶ月または1年間において、どのようなことをしていけばよいでしょうか?やらなくてはならないのに、できていないことはありますか?

 

(ex)家族旅行に行き、高齢の両親と子供(孫)が一緒に過ごせる時間をつくり、最高の思い出をつくる

 

◆そのために、今日から取り組むことはなんでしょうか?

 

(ex)家族の休暇のスケジュールを確認する、お金を貯める