自分カルテ「PHR」を作ろう(フリーペーパー『銭湯といえば足立』より)

新型コロナワクチン接種が進んでいます。少しでも早く皆さんの接種が完了し、普通の暮らしに戻ることを切に願い、足立区も医師会も医療関係者も頑張っています。
2021/07/04

記録を残すことの重要性

さて、皆さんはこのワクチン接種や自分の健康に関する記録を持っていますか。

 

コロナの集団接種会場は医療機関ではありませんので、カルテは元々ありません。

 

医療機関でも多数の接種ではその事務処理が大きな負担となるため、カルテに記録が残らない場合もあります。

 

そうすると、ご自分の手元に残る接種券しか記録としては残りません。

 

皆さんはインフルエンザの接種記録は保存していますか。

 

新型コロナでは今後も様々なワクチンが使用されますので、その記録を残すことは大切ですし、もっと言えば、医療機関で受けた診療や検査結果、X線やCTなどの画像記録、内服や点滴などの内容を、過去から将来に向けて、いつでもご自分やご家族で確かめたり共有したいと思いませんか?

 

これがパーソナルヘルスレコード(PHR:ここでは自分カルテとします)と呼ばれるものです。

 

血圧手帳やお薬手帳もその一部の機能を果たしていますし、健康に関心のある方はご自分で様々な記録を残されています。

 

皆さんも健康管理のために自分カルテを作りましょう。

等潤病院では

等潤病院では8年以上前から入院ベッドのモニターで医療情報を患者さんに開示しておりましたが、昨年より「カルテコ」による自分カルテを無料で提供しています。

 

都内では初の試みで、外来や健診など全ての利用者がスマホやパソコンで、先に述べた病院や健診の医療情報をご自分あるいはご家族で見ることができます。

 

もちろん、ワクチン接種の記録も見ることができます。

 

スマホが苦手な方は息子さんやお孫さんと楽しく操作してはいかがでしょう。

 

急患で初めての病院を受診した時、災害時なども大いに役に立つと思います。