まずは厚生労働省が発表した平均寿命の推移グラフをご覧ください。
超・高齢社会、ニッポンの現状

戦後の高度経済成長や第一次ベビーブーム、医療技術の進歩に伴い、国内人口は増加の一途を辿っています。これに少子高齢化が相まって税金や社会保障費の増大に繋がっているのが現状です。
私たち働く世代の抱える問題は大きく3つに分かれるのではないでしょうか?
まず健康面の問題。
次に経済的な問題。そして人間関係、家庭内や社会とのつながりに関する問題です。現役介護福祉士の私からは健康面の問題解決方法についてお伝えしたいと思います。
「ま・ご・わ・や・さ・し・い」で健康な毎日を送る
上記で上げた3つの問題の中でも最も重要であるのは健康面です。
健康でなければ働くことが出来ませんし、社会的なつながりも絶たれてしまいます。健康を失った途端、すべて崩れてしまうということです。
想像してみてください。
もし自分が病気になって死ぬまでベッド上での生活を余儀なくされてしまったら。夢も生きる希望もありません。
そうならないためには食事・睡眠・運動がとても重要です。私自身も40代になって健康面を特に意識するようになりました。
食事に関してはスナック類やインスタントラーメン、砂糖を多く含んだ甘いものを控え、代わりに「まごわやさしい」食べ物を意識して摂るように心掛けています。

これらを一度に摂るのはなかなか難しいので3食の内容が偏らないようにバランスよく摂ると良いと思います。
食事の時間帯も重要です。私の場合はシフト勤務なので昼食・夕食の時間はバラバラ。ただし、遅くても22時までに夕食を済ませるように心がけています。
次に睡眠です。
一般的には7時間程度の睡眠が健康によいとされていますが、それよりも大切なのは睡眠の質です。たとえば何時に就寝して何時に起きるかという点です。
一般的には0時就寝、6時起床が理想とされています。これはホルモン分泌と関係があり、睡眠を促してコントロールするメラトニンが最も多く分泌されるのが深夜0時で日中の活動のために血糖値を上げる働きをするコルチゾールが最も多く分泌されるのが朝6時と言われているためです。
最後は運動です。
私のようにジム通いや体を動かすのが好きな方は問題ありませんが、そうでない方にお勧めしたいのはウォーキングです。
ランニングに比べるとそれほど苦痛ではないし、いつでもどこでも出来ますからね。他にも短い距離はタクシーを使わないとか1階上のフロアに上がる場合だけエレベーターではなく階段を使うとか意識していれば幾らでも方法はあると思います。ちなみにウォーキングと散歩は別物ですので。
定年を迎えた後の過ごし方
「健全なる肉体の中に健全なる心」という言葉があるように仕事をリタイヤした後でも続けられる趣味や楽しみがあると良いと思います。
私の父も定年を迎えてからまるで興味がなかった俳句やカメラを始め、休日はほとんど外に出かけていきます。
人間の脳細胞は毎日死滅しているという説があります。二十歳を過ぎると一日およそ10万個という猛スピードで減っていくそうです。
年を取れば取るほどその数は増えていき、90歳で半減すると言われています。最近認知症患者が増加しているとよく耳にしますが、そういった背景が考えられます。
脳細胞の死滅自体を停止させることは出来ませんが、そのスピードを緩やかにする方法はあります。
それには刺激を与えることです。刺激を与えると言っても叩いたり、マッサージしたりするわけではありませんよ。
父のように趣味を楽しんだり、外に出かけて人と話をしたりすることによって脳が働いて脳細胞が減るスピードを緩和させることが出来ます。逆に家に引きこもっているとそのスピードをさらに加速させてしまうことになります。
もし介護認定が下りていたらデイサービスを利用するのもひとつの手ですね。たとえ週に2,3回参加するだけでも毎日家にこもっているよりはずっと良いです。
同年代の方が参加されるので、顔馴染みが出来れば新しい楽しみも増えるのではないでしょうか。
まとめ:日々の体調の変化に敏感になっておく
今回は私自身最も気遣っている健康面についてお伝えしました。
色々とお伝えしてきましたが、健康を保つことは病気にならない生活を送ることに等しいです。「気付いた時にはもう手遅れ!」なんてことにならないように定期的に必ず健康診断や人間ドックを受けましょう。
また日々の生活の中で体調の変化に気付いたら速やかに病院で受診してください。
早期発見・早期治療は大原則ですので。
この記事を書いた人

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