乾燥、紫外線、花粉症……。春は肌老化の原因でいっぱい!
肌がくすみ、調子が悪くなる理由
肌は毎日、新陳代謝によって新しく生まれ変わっています。
肌の奥深くで生まれた新しい細胞が徐々に肌の表面に押し上げられ、肌の表面で角質になって剥がれ落ちるという仕組みです。
この新陳代謝はターンオーバーとも呼ばれており、若い頃の周期は28日程度。
しかし、年齢とともにターンオーバーは長くなっていき、肌に残り続けた角質は、厚くて潤いの少ない、シミやくすみのもととなってしまうのです。
加齢によるターンオーバーの長期化もさることながら、この季節は、冬からの乾燥に引き続き、紫外線によるうっかり焼けも大敵。
強い紫外線を浴びると、肌はその紫外線から体を守ろうとして角質を厚くしようとします。
さらに花粉症の人は、その症状のひとつとして、肌が刺激に過敏になることも。
そのため、春先になると肌の調子が悪くなる人が多くなるのです。
すべての基本は優しい洗顔
紫外線対策には洗顔が大切
肌がごわついたり、ピリピリしたりするときには、ついつい洗顔もおざなりになりがち。
でも、洗顔で日々の汚れを落としてあげることは、肌のターンオーバーの手助けをするという意味においても大切なことです。
洗顔はニキビ肌に悩む若い子こそ大切と思われがちですが、年齢を経た肌にも欠かせません。
基本は、よく泡立てた洗顔料で、こすらずに汚れを落とすこと。
肌に刺激を与えないように、丁寧に洗ってください。
洗顔料さえも刺激になるというときは、乳液を使ってコットンで優しくふき取る方法もおススメです。
スキンケアの順序を見直す
ホットタオルのひと手間で毛穴を開かせる
スキンケアのポイントは、清潔にした肌をいかに潤わせ続けるかということ。
年齢肌には、何よりも潤いが大切です。
潤いを肌に閉じ込めるためにも、まずは毛穴を開かせることを意識しましょう。
洗顔を終えたら、浴槽にゆっくりとつかって毛穴を開かせる。
または、レンジでチンしたホットタオルで肌を温めて毛穴を開かせる。
このひと手間が、その後のお手入れを格段にレベルアップさせます。
何はともあれ、美容液を肌にイン!
美容液で栄養をチャージ
若い頃に覚えたスキンケアの順序は、年齢に応じて見直してみることも大切。
しっかりと毛穴を広げたら、まずは美容液を付けましょう。
せっかく潤い、毛穴が開いたお肌なのですから、最初に一番効かせたい美容液を入れてあげることが肝心。
その後、ひんやりとした化粧水をつけて、毛穴をキュッと締めます。
最後に、オイルやクリームで蓋をしてあげることを忘れずに。
若い頃はちょっと重たいと敬遠していたオイルも、今の年齢にはしっくりとなじむはずです。
年齢肌用の高価なスキンケアにチャレンジするのもワクワクしますが、その前に、手持ちのスキンケアの順序を見直してみましょう。